古巣セビージャの試合を解説した新潟FW指宿洋史「今季のセビージャは面白い」、リーガで日本人が成功する秘訣も語る

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▽リーガ・エスパニョーラを放送するWOWOWが、今シーズンも「現役Jリーガー解説」を実施した。

▽1月8日に行われたレアル・ソシエダvsセビージャでは、かつてセビージャでプレーしたアルビレックス新潟のFW指宿洋史選手が解説を担当。超ワールドサッカーでは、放送終了後に指宿選手にインタビューを実施。セビージャや今シーズンのリーガ・エスパニョーラについて、そしてアルビレックス新潟でのプレーについてお聞きした。(インタビューは1月8日に実施)

◆FW指宿洋史(アルビレックス新潟)

──解説お疲れ様でした。今回担当されたのは古巣でもあるセビージャの試合でしたが印象はいかがですか

「渋い試合になったなというのが率直な印象ですかね。お互い前からプレッシャーをかけていたので、お互いがお互いの良さを打ち消していた戦いでした。結果だけ見てみると、セビージャとしてはアウェイでしたし、戦い方としてはホームとは違います。それはそれで結果がしっかりとついてきたので、良かったと思います」

──現在も普段からリーガ・エスパニョーラは観られていますか

「シーズン中はなかなか自分のことでいっぱい、いっぱいですが、オフ期間などは観たりしています」

──現在のセビージャには当時一緒にやられていた選手などはいますか

「ほとんどいないですね。GKのセルヒオ・リコ選手が一緒にやっていましたが、彼ぐらいですかね」

──当時とは監督や選手が違いますが、当時と比べて今のセビージャの印象はいかがですか

「もちろんフォーメーションも違います。当時は4-4-2でやっていて、ヘスス・ナバスとかペロッティとか、サイドに典型的なドリブラーがいました。そして、中にはネグレド、カヌーテ、僕が行く少し前にはルイス・ファビアーノが居た時代ですね。あとは、ディエゴ・カペルとか。その時代に比べたら、大分変わりました」

「今シーズンのセビージャは面白いですね。監督の狙いというか、相手としたら非常にやりにくいチームになっているなと思います。試合によって戦い方も変わりますが、それでも結果がついてきています。単純にすごいなと思いますね」

「試合ごとにやり方を変えると自分たちのスタイルが分からなくなるので、難しいと思いますし、選手も戸惑いが生まれると思います。それでも結果を残しているというところは凄いと思います」

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