記者会見に臨む陳建仁副総統(中央)

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(台北 19日 中央社)「国家年金改革委員会」の召集人を兼任する陳建仁副総統は19日、総統府で記者会見し、蔡英文政権が掲げる年金制度改革の目標と要点を説明した。

同委は、現行の年金制度に存在する職業間・世代間格差を解消しようと、蔡政権が発足直後の昨年6月に発足したもので、同年11月には20回目の委員会会議を開催した。

陳氏によると、一部の退職公務員・教員に適用される18%の優遇金利が段階的に廃止されるほか、他の労働者より高い公務員、教員の年金給付水準も引き下げる方針だ。

蔡政権では、この日に発表された内容を盛り込んだ草案をまとめており、22日に総統府で開かれる「国是会議」で各界の代表らと意見交換する。ただ、退役軍人、公務員や教員の一部が昨年9月に台北で10万人規模のデモを実施するなど、「既得権益層」とされる人々の反対も強く、合意の形成にはまだ時間がかかりそうだ。

(呂欣穂/編集:羅友辰)