全豪オープンのシングルス2回戦で敗退したノバク・ジョコビッチ【写真:Getty Images】

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まさかの全豪2回戦敗退、本人は「彼は勝者にふさわしい」とイストミン称える

 男子テニスで世界ランキング2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、全豪オープンのシングルス2回戦で同117位のデニス・イストミン(ウズベキスタン)に6-7(8-10)、7-5、6-2、6-7(5-7)、4-6のフルセットの死闘の末に敗れる大波乱があった。

 ディフェンディングチャンピオンのよもやの敗退という衝撃的なニュースは、世界を駆け巡った。英公共放送「BBC」電子版は「ノバク・ジョコビッチ、オーストラリアオープンの王者が世界117位のデニス・イストミンにノックアウトされる」と特集している。

 記事では、優勝候補のジョコビッチにとっては2008年のウィンブルドン以来となるグランドスラム2回戦敗退で、ランキング100位以下の格下に敗れたのは、ここ7年間で実に2度目だと紹介。昨年9月のリオデジャネイロ五輪で同145位(当時)のフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)に敗れた以来の珍事だったという。

「彼は勝利に値する。彼は勝負どころで優れていた。多くの部分で今日はまとまったテニスをしていたし、彼は勝者にふさわしい。僕にできることはそんなになかった」

 ジョコビッチがこのように話し、潔く敗北を受け入れたことも記事では記している。

 一方、カナダのテレビ局「CBC」電子版は「オーストラリアオープン6度優勝のノバク・ジョコビッチに2回戦で衝撃」と速報。米スポーツ専門テレビ局ESPN電子版は「ノバク・ジョコビッチはオーストラリアオープンでデニス・イストミンの前に大番狂わせ」とレポートするなど、優勝候補のまさかの敗退は全豪オープン最大のニュースとなっている。