園児とのかわいいやりとりが大反響!保育士・てぃ先生のユニーク安眠法

写真拡大 (全6枚)

保育園の日常をつぶやき続けている男性保育士のてぃ先生。子どもたちのかわいらしい言動や先生とのやりとりには、「笑いと涙が凝縮されている」と一躍話題になり、今や39万人ものフォロワーからそのつぶやきを心待ちにされる存在となっています。
しかし、現代では「保育士って過酷で大変そう」というイメージがありますよね。てぃ先生自身、かなりの短時間睡眠を送っているそうですが、なんと「これまでストレスをほとんど感じたことがない」とか。ハードな保育の現場でも仕事を楽しくこなす秘訣を伺いました。

目次


1.「保育士って意外と楽しい!」と始めたツイートが大ブレイク
2.子どもの発想に日々ノックアウト! 短眠だけどタフに働けるワケ
3.トントンの極意! 子どもがコロッと眠ってしまう“寝かしつけ”のコツ
4.疲れた日は4〜5時間の“超長風呂”でリフレッシュ!

 

「保育士って意外と楽しい!」と始めたツイートが大ブレイク

てぃ先生が保育園での日常をツイッターにつぶやき始めたのは3年ほど前。園児の何気ないひと言や行動に「かわいすぎる!」「子どもって素敵」と、当初100人ほどだったフォロワー数は一気に伸びて今や40万人に迫る勢いに。処女作『ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか』をはじめ、漫画『てぃ先生』など、ツイッターの内容が次々と書籍化されるほどの一大ムーブメントを巻き起こしています。そんな子どもたちの恐るべき発想と芸人顔負けの笑いのセンスがたっぷり詰まったエピソードの一部をご紹介しましょう。


読んでいるだけで心がほっこり温まるツイートの数々。同時に「子どもってこんなこと考えてたの?」と感心しますが、てぃ先生がツイッターで子どもたちの様子をつぶやき始めたのはそんな「子どものすごさ」に気付いてほしかったからだといいます。
 
「新聞やウェブを見ると、保育や子育てに関して『過酷』『つらい』といった暗いニュースがあふれていますよね。確かに保育士になってみると、世間一般でいわれるネガティブな一面を実感することもあります。でも、子どもたちはときに大人の想像をはるかに超えるひらめきで日々新しい驚きを与えてくれる、そんなポジティブな面をもっと多くの人に知ってもらいたいと思ってツイッターを始めました。1人でも多くの人に、子どもと保育の良さが伝わってくれたらうれしいですね」(てぃ先生)
 
そんなてぃ先生が保育士を目指した理由は、「子どもが好き」だったこと、そして「手に職をつけたい」という思いからだったそう。
 
「小さいころ、父が毎日ぐったり疲れて帰ってくるのを見て『会社勤めは嫌だな』と漠然と思っていたんです。できれば手に職をつけられて、しかも自分の好きなことがしたいな、と。思えば、昔から友人と遊ぶより友人の弟や妹と遊ぶ方が好きで、子どもと直接話せて一緒に遊べる仕事ってなんだろうと考えたときに保育士が浮かんだんです。はじめは『保育士って1日中遊んで終わって楽しそう』なんて気楽に思ってたかも。現実は甘くなかったですけどね(笑)」(てぃ先生)
 
根っからの子ども好きが高じて保育士になったてぃ先生。しかし、思っていたよりもハードな仕事に睡眠時間は激減してしまったのです。

子どもの発想に日々ノックアウト! 短眠だけどタフに働けるワケ

「保育士の仕事って、実はお昼寝の時間や子どもを家に帰した後からが本番」とてぃ先生はいいます。
 
「主な仕事は“月案”や“日案”という期間ごとの計画案を練ることで、子どもの心身の成長のためにどんな目標を達成するべきか、その目標に向けてどんな活動をするべきかを常に考えています。遊びはあくまでその計画を実行するための部分。ここで大変なのが、この目標に向けて子どもたちをその気にさせることです。そのために、壁面の飾りつけや劇の衣装作りなど、園児をやる気にさせる準備を仕事の合間や定時後に行わなければならないので、『保育士は残業が多い』『過剰労働』などといわれることが多いのだと思います」(てぃ先生)
 
さらにツイッターが注目を浴びるようになってからは、本業以外にもインタビュー取材や書籍の執筆活動も増え、最近ではSNSで子育て相談に答えるオンラインサロンを企画するなど、発信者として多方面に活躍の場を広げ、多忙を極めています。そうなると犠牲になるのはやはり睡眠時間のようで…。
 
「平日はだいたい8〜9時に出勤して、子どもたちを帰すのが18時くらい。それから次の日の準備や計画案に向けて作業をしていると、気づくと21時くらいになっていることも多いです。家に帰ってからも、園児たちの様子を記録したり、記事の執筆やオンラインサロンの対応をしたりするなど、夜中近くまで仕事をしているので、プライベートの時間はほとんど取れないですね。睡眠は短いときで3時間くらい。保育士になりたてのころは、お昼寝の時間に子どもを寝かせながらうっかり寝そうになったことが結構あります(笑)」(てぃ先生)
 
ツイッターへの注目が高まるほど睡眠時間は減っていくハードな日々。しかし、意外なことに保育の仕事にストレスを感じることはほとんどないとか。
 
「もともとポジティブというか、能天気な性格だからかな(笑)。もちろん、ときには『あのときはああやって子どもに声掛けすればよかったな』と反省することもありますが、基本は楽しみながら子どもと接しているので、悩むこと自体少ないですね。ただ、『ちゃんと計画を決めて、その通りにやって結果を出して…』という真面目なタイプの人は、ストレスがたまるかもしれません。だって、子どもは計画通りに動かないものですから。なんでも決めてかからずに、その場その場で柔軟に対応するとストレスは少なくなるんじゃないかな」(てぃ先生)
 
ポジティブマインドで仕事をタフにこなすてぃ先生ですが、その気持ちを支えているのは他でもない園児たちの存在だといいます。
 
「保育士って、ある意味でママやパパよりも1日のコアな時間を子どもたちと長く一緒に過ごせる貴重な仕事だと思うんです。たとえば、最初は両足でジャンプできなかった子が、『脚力を鍛えよう』という目標に向けて活動するうちに少しずつできるようになっていく。そんな子どもの成長を間近で見られるのが何よりも楽しくて。仕事は大変だし、正直給料ももう少し上がればな〜と思うことはありますけど(笑)。やりがいのある幸せな仕事だと思います」(てぃ先生)
 
そんなてぃ先生が子ども達と接する際に心がけているのが「怒らない」こと。子どもが騒いだり走ったりしたら、思わず『ダメ!』と怒ってしまいたくなりますが、それはおすすめできないそうです。
 
「子どもには子どもなりの考えがあって行動しているので、感情的に怒っても子どもは理解できずに何度も同じことを繰り返してしまいます。そこでおすすめなのが、『どうしてこんなことをしたの?』と聞くこと。子どもたちが伝えてくれる言葉の中に、とびきりかわいい発想を見つけることもあるでしょう。そうした子どもの意思をしっかり受けとめて、その上で『危ないから走らないようにしようね』と注意してあげるだけで、問題はすんなりと解決するはずです」(てぃ先生)
 
てぃ先生の、叱るというよりも“子どもに気づかせてあげる”スタンスが、さまざまな面白いエピソードの発掘につながっていたんですね。

トントンの極意! 子どもがコロッと眠ってしまう“寝かしつけ”のコツ

ママの中には、子どもが夜遅くまでなかなか寝ない、イヤイヤ期で寝るのを嫌がったりするなど、上手く寝かせられずに悩んでいる人も多いのでは? てぃ先生によれば、ちょっとした工夫や心がけでラクに寝かしつけられるのだとか。
 
「保育園のお昼寝は、“寝ること”ではなく“身体を休ませること”が目的と考えています。そのため、寝ないからといって無理に寝かせようとはしません。『寝なさい!』なんて大人の都合でいっても余計に騒ぎ出してしまいますから。なかなか寝ようとしない子がいれば、『寝なくてもいいよ〜。布団の上でゴロンとしているだけでいいからね』というだけ。でも、不思議とたいていの子どもは寝転んでいるうちに寝ちゃうんですよね(笑)」(てぃ先生)
 
子どもを寝つかせる方法の1つに、寝そべった子どものお腹や背中をやさしく叩く“トントン”があります。家庭でしている人も多いと思いますが、ただトントンすればいいというわけではないそう。
 
「トントンするときに、きっちりした服装や化粧をしたままの格好だと、横になっていても子どもは『トントンしてるけど、あなたどうせ寝ないんでしょ? なんで僕だけ寝ないといけないの?』と思って寝てくれません。本来、子どもは特別なことなんかしなくても、親が隣で寝ていたら安心して寝てくれるもの。子どもを寝かせるときは、フリでもいいのでママやパパも“一緒に寝るよ〜”という格好を心がけてみてください」(てぃ先生)
 
てぃ先生もなかなか寝てくれない子には、「先生は寝るけどね」と寝たフリをすることも。すると園児は、「先生寝てるの?え、本当に?…そっか…」と、諦めていつの間にか寝てくれるのだそう。しかし、そんなてぃ先生でも敵わない、全然寝てくれない園児もいたそうで…。
 
「あるとき『お布団の上でゴロンとしてて』といっても、途中で起き上がったり、騒いでしまう子がいました。そこで、『周りの子が寝てるから静かにしようね。静かな遊びならしてもいいよ』といったんですね。しばらくして気配を感じてハッと見たら、確かに静かにしているんですけど、布団の上に立って『腰をクネクネして、倒れるか倒れないかの瀬戸際を楽しむ』という遊びを編み出していました。かわいすぎかよ! と許してしまいました(笑)」(てぃ先生)

疲れた日は4〜5時間の“超長風呂”でリフレッシュ!

ポジティブ思考を自負するてぃ先生ですが、仕事をする上でストレスをためないために「自分がいかに楽しめるか」ということも大切にしているといいます。
 
「大人が楽しまないと子どもってやりたがらないんですよね。いつだったかな、全国的にサッカー熱が高まったときに僕も『サッカーをやりたい!』と思い、年長組の1週間の行動計画を全てサッカーの練習にしたんです。案の定、園長先生に『これをやって何になるの?』と指摘され、『足腰が鍛えられます…』と言い訳をしたことが(笑)。でも、自分がやりたいことが毎日入ってたら嬉しいじゃないですか。子どものためになることは大前提ですが、自分がいかに楽しめるかを模索してプラスすることも大事。でなければ、仕事はつまらないし、ストレスもたまる一方じゃないかな」(てぃ先生)
 
てぃ先生の自由奔放な計画は、結果的に子どもたちに好評で、最後には手作りのユニフォームを着て試合をする大成功を収めたのだそう。
そんなストレスを上手く回避しているてぃ先生も、イベントシーズンや行事が迫ると仕事が慌ただしくなり、疲れがたまってしまうそう。そんなときのリフレッシュ方法が“超長風呂”だとか。
 
「普段はシャワーなんですけど、本当に疲れたな、と思ったらお風呂に浸かるようにしています。だいたい4〜5時間、携帯をいじりながらずっと入っていますね。のぼせてきたら一回湯船から出てシャワーを浴びて、身体を冷ましてまたお風呂に入るのを繰り返しています。特別お風呂が好きってわけではないのですが、ベッドやリビングで携帯をいじっているよりもお風呂のほうが一石二鳥でお得な気がして(笑)」(てぃ先生)
 
なんと普段のシャワーも朝晩それぞれ最低1時間は入るとか。なんとなくダラダラ入っているうちにいつも気づいたら時間が経っているそうで、「うちではシャワーを1時間出しっぱなしにすると自動的にガスが止まってお湯が出なくなってしまうので、40分くらい経ったら1回シャワーを止めて、しばらく時間をおいてからまたお湯を出すようにしています」とリラックスのために独自のワザまで編み出したそうです。
他にも、リラックス感を高めるために寝室環境にもちょっとしたこだわりがあるそうです。
 
「ホテルに泊まると毎回すごく気持ち良く眠れた気がして、『きっとベッドは広いほうがいいんだ!』と、一人暮らしなのにダブルサイズを購入。ただ、なぜか家だといつもベッドの端っこで寝てしまうんですよね。猫を飼っているんですけど、その猫も反対側の端っこでいつも寝るので、せっかく広いベッドなのにいつも真ん中はガラ空き(笑)。休日には15時ごろまで爆睡してしまうことも多いですが、起きても端っこにいますね」(てぃ先生)
 
個性的な方法で心身をリフレッシュしているてぃ先生。保育士という仕事に誇りを持ちつつ、“自分も楽しむ”というスタンスを保つことで、子どもたちの驚くべき発想やかわいい言動を引き出すことができているようです。

【眠りの黄金法則】

子どもだけでなく、“自分も楽しむ”ことでストレス回避疲れがたまったら、4〜5時間湯船に浸かるベッドは広さを重視し、ダブルベッドを使用

【ウィークデーの平均睡眠時間】

約3〜4時間

【睡眠タイプ】

ポジティブマインドで悩みをため込まず、超長風呂で疲れをリフレッシュするタイプ
てぃ先生さんのフミナー度は『15%』、今はフミナー度は低いレベルです。

 

てぃ先生さん関東の保育園に務める男性保育士。園児のかわいい言動や発想、やりとりを綴ったツイートが反響を呼び、Twitterのフォロワーは39万人を越える。保育園でのやりとりをまとめた書籍「ハンバーガグー!」、「ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか」(ともにKKベストセラーズ)、漫画「てぃ先生」(1〜4巻以下続刊、KADOKAWA)など、いずれもベストセラーを記録している。
Twitterアカウント:@_happyboy