綾野剛が“男の友情”を語る!

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綾野剛が、金髪&天然パーマのスカウトマン、白鳥龍彦を演じて大ヒットを記録した『新宿スワン』(15)。その新章となる『新宿スワンII』(1月21日公開)が完成した。綾野を直撃し、本作でもキーとなる“男の友情”について話を聞いた。

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本作は、歌舞伎町のスカウトマンたちの攻防を描く人間ドラマの第二弾。原作でも人気の高い「横浜王国編」をベースに、横浜進出を狙う“新宿バースト”と逆に新宿を手に入れようとする“横浜ウィザード”の全面戦争を描く。

破天荒で超純情。正義感溢れる熱血漢の龍彦。くるくると変わるコミカルな表情も楽しく、龍彦はこれまでの綾野のイメージをぶち破るような役だった。綾野は「体調がよくないとできない役」と笑う。「彼から元気もらうことが多いんです。彼として生きている間は非常に体調がいいですし、彼の晴れ晴れとした、太陽のような“誰かを照らす”姿を、主役という立場で演じさせていただけるのは、本当に幸せ。主役といっても僕は、トーンの落ちた役も多いんですが、こんなにまっすぐで気持ちのいい主役をやらせていただけることは、改めて感謝です」。

龍彦との出会いについて「宝物以上のもの」と力を込める。「僕のなかで、立体的に彼が存在している。いまだにその龍彦と友人として会話することもあるんですが、僕のなかから飛び出て、支えてくださったみなさんの龍彦にもなっている」。

さらに「2017年にやるべき作品で、なおかつ、新年早々にスタートを切れるなんて。酉年ですから」とにっこり。「まさに『新宿スワン』の年であり、白“鳥”龍彦の年になると実感できます。こうして、ひとつひとつの縁が重なって公開できるのも、前作を愛してくださったファンのみなさんのおかげ。キャスト、スタッフ一同、その思いを胸に、また新たな光をみなさまに灯すことができたらうれしいです」と感謝を胸に刻み、新章に挑んだ。

龍彦の属するスカウト会社・新宿バーストと、ヤクザや警察と裏で繋がる武闘派スカウト会社・横浜ウィザードの熾烈な戦いが描かれる。その激しいバトルのなかでも、キラリと光るのが“男の友情”だ。綾野は「男の友情というのは、言葉が足らないもの」と分析する。

とりわけ今回は、浅野忠信演じる滝と深水元基演じる関の複雑な男の友情が印象的だ。「滝と関の関係性を見ると、本当に言葉が足らない。もう、限りなく家族に近い関係になってしまっているからだと思うんです。でも女性から見ると、なんで男性ってこんなに言葉が足らないんだろうと思うかもしれないですね」。

「でも男の友情が親や兄弟との関係に近いものだと考えてみると、すごく仲の良い関係でも、言葉で何かを表現しなくなったりしますよね。でもそれで成立していると思っていたら、意外と全然伝わっていなかったり、わかりやすい反抗期があったり(笑)。滝と関の関係は、すごく長い反抗期のよう。限りなく愛に近いものになっている」と話す。

綾野自身も男友達を大事するタイプで、「男の友情は、人生の糧」と告白する。「きちんと戦えて、愛し合えるのが男友達。ときには裏切り、裏切られることがあっても、それさえもすべて認めたいなと思えます」。【取材・文/成田おり枝】