カッサーノが退団へ、現役引退に現実味…セリエAで移籍先なければ決断か

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 サンプドリアに所属する元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノが現役引退を決断する可能性が高まっているようだ。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が18日に報じている。

 報道によると、サンプドリアで戦力外となっているカッサーノは、今シーズン限りとなっている契約をすぐに解除し、新たなクラブとの契約を目指すという。ただ、同選手が希望しているのはセリエA所属のクラブに限定されているとのことで、新天地が見つからない場合には引退を決断すると報じられている。

 カッサーノについては、サンプドリアと同じくリグーリア州を本拠地とするセリエBのヴィルトゥス・エンテッラや中国スーパーリーグのクラブからの関心が伝えられてきた。また、ボローニャやサッスオーロ、ウディネーゼ、パレルモといったセリエAの複数クラブが興味を持っていると噂されていたが、移籍実現の可能性は極めて低いと見られている。現役引退が現実味を帯びてきているようだ。

 大きな賭けに出ようとするカッサーノ。今シーズンは一度も公式戦に出場できないまま、34歳で現役引退を決断することとなるのだろうか。