初潮の赤飯文化反対!が話題

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 女性の初潮平均は10歳から15歳だそうです。日本には初潮を迎えた女性のために赤飯を炊いて祝うという独特の文化がありますが、これに対し現在ネットで反対する意見が上げられ注目されています。

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 初潮に炊く赤飯は家族内だけで食べる場合と、地域によってはご近所や親しい人に配る場合とがあります。後者の場合には、受け取った側はそれを察して「あら、○○ちゃんお姉ちゃんになったのね!おめでとう」なんてお祝いの言葉が送られます。昔はこうして祝うケースが多くありましたが、現代は特に祝わないケースが増えています。しかし、上記のようにお祝いする家庭も少なからずあり、この頃はその情報をわざわざSNSにアップしお友達に知らせる人もいるそうです。

 アップする側にとっては、クリスマスや子供の誕生日と同じぐらいのつもりなのかもしれませんが、年頃の娘からしたら「初潮がきた」というデリケートな情報をいくら親の知り合いとはいえ、あまり知られたくないものですよね。子供からすれば「いいね!」じゃなくて「よくないね!」に他なりません。

 そこで、現在ネットでは自身の初潮の頃を振り返り「赤飯嫌だった」「お父さんにさえ知られたくないのに」「本人の意思が無視されてる気がする」という、赤飯はもとより初潮のお祝い自体について意見があげられています。

■親としては喜ばしいものの……

 初潮はそれまで意識してなかった器官から1週間近くも血が流れるというショッキングな出来事です。しかもそれが閉経までの約40年ほど月に1度、1週間も続くという憂鬱。

 初潮=将来的に出産するために体が出来上がったことのサイン。と保健などで聞いてはいても、まだ12歳前後で「赤ちゃんを産むための大切なこと」と強く意識できる子は少なく、ましてやその準備が出来たというサインを得てもただただ不安を感じる子すらいます。

 それゆえに世の中のお母さんたちは娘さんを不安にさせないために「初潮は大事なこと」だと教えてなだめる場合がほとんどですが、そのなだめとは別に「誰しも必ず経験するものだから!」とついオープンにお祝いしてしまうお母さんはまだ少なくありません。

■初潮を祝うのは今の時代少数派「祝った人は全体の35%」

 しかしいくらおめでたいこととは言え、本人からしたらまだ周りの友達に初潮を迎えている子が少ない年齢の場合は特に「恥ずかしい」という気持ちが先行してしまうものです。もしくは「自分はませてるんじゃないか」と不安になることも。

 同じ家族と言えど、きょうだいやお父さんには内緒にしておいてほしいという人も多く、当人がそっとしておいてほしいと感じている中で親御さんが「恥ずかしいことじゃないから!」と無理やりお祝いをして家族でパーティーを開くなんていうことは、今の時代残念ながら親のエゴでしかありません。

 ユニ・チャームによると、子供の初潮時のお祝いをした人は全体の35%になるそうです。(ユニチャーム調べ)
赤飯でのお祝いを振り返って「恥ずかしかった」「やめてほしかった」という人はあまりに多く、自分の経験を踏まえて過剰なお祝いをしないお母さんが全体の65%と過半数以上を占めています。

ユニ・チャーム調べ

 伝統や文化は必ずしも全てその通りに受け継ぐ必要はありません。今ある伝統や文化はそもそも、時代時代の状況にあわせ、少しずつ変化してきたからこそ生き残っているのですから。かたくなに「昔からそうだから」「伝統だから」「風習だから」と切り捨てるのではなく、まず考えなければならないのは子供の気持ち。女の子のお子さんをお持ちの方は、今一度、娘さんの気持ちになって、初潮時の扱いについて考えてみてくださいね。

▼参考
ユニ・チャーム:『初経』『お子さまの初潮時にお祝いをしましたか?

(貴崎ダリア)