壁を大胆に塗り変え、色を家具と統一させることで、一気に若者の部屋らしい印象に。写真映えする派手な色を入れることもこだわり

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◆修繕、管理をみずから行い、夢の高利回りを実現

家賃収入:約200万円
保有物件:一戸建て計9棟53室(東京に1棟10室神奈川に4棟43室)

 一戸建ての“ボロ物件”に狙いを定め、みずからの手でリフォームまでこなす。そんなコスト削減を徹底した8棟の“手作りシェアハウス”で、月約200万円の家賃収入を得ているのは自由人まーくん氏だ。

「もともと会社員の副業として始めたので、休みの土日を使ってペンキを塗ったり、壁紙を張り替えたりしていました。地味な作業ですが、DIYが好きな男性なら楽しい作業だと思いますよ。だんだんスキルも上がってくるので、業者に丸ごとリフォームを頼むよりも修繕費を50万〜100万円も抑えることができるんです」

 購入したボロ物件のリフォームにかかるのは、概ね100万〜200万円程度だとか。さらに、全棟合わせて50人はいるという入居者管理など“大家”としての業務も、できる範囲は自分で行うのが彼のポリシーだ。

「シェアハウスの管理を業者に委託すると、費用は家賃収入の20%が相場。ただ、管理といってもたまに『備品が壊れた』『隣部屋の生活音がうるさい』といった連絡に対応するくらいで、実際のところ普段はほとんどやることがないんです。それなら自分で請け負って、家賃を近隣の相場よりも安く抑えることが私の戦略です」

 シェアハウスの平均入居期間は1年未満。アパートやマンションよりも出入りのサイクルが早いため、常に満室経営を維持するためにもコスト削減を徹底しているのである。

「そもそも、『利回りが20%以上の物件じゃないと儲からない』というのが持論です。ところが、私のように未経験で不動産投資を始めた場合、最初から高利回りのアパートのオーナーになるなんて夢のような話。特別な物件情報を回してもらうツテも、金融機関から高額融資を受けるための実績もないわけですから。ただ、投資家がスルーするような一戸建てならビギナーでも手を出しやすいし、自分次第で高利回りの物件に生まれ変わるんです」

 実際に、彼が所有しているシェアハウスは、すべて利回りが20%以上。結果、’12年に1軒目の運営をスタートしてから順調に資金を増やし、半年に1軒のペースで購入。現在は10軒目の契約段階に入っているという。

「午前休を利用して銀行に融資のお願いに行ったり、退社後にリフォームに勤しんだり、それなりに苦労したのは確かです。他の人がやりたがらない面倒な方法を選んだからこそ、儲けを出せているのかもしれません」

 家賃収入という不労所得を得るための副業とはいえ、あくまでも不動産投資はビジネスだ。他の大家との差を広げるためには、こうした労力を厭わず利益を追求する姿勢も重要なのだ。

「ただ、ここまで増えるとさすがに本業がおろそかになるので、実は昨年の3月に会社を辞めました。以前よりも時間に余裕ができたので、より自分でなんでもやってます。とはいっても、会社員時代と比べると圧倒的にラクして稼いでるんですけどね(笑)」

・競争率が低いボロ物件がお宝になる
・DIY精神でコスト削減を徹底!
・「利回り20%」が物件購入の条件

【自由人まーくん氏】
31歳。IT関連会社で働きながら、2012年に大家業をスタート。DIY術をブログで公開中

― (超)片手間でもきる[不動産投資]の神髄 ―