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NTTアドは、多様化する秋葉原訪問者の実態を把握するために、一都六県在住の16歳〜49歳男女を対象に実施した定量調査の結果を発表した。

同調査は、2016年10月5日〜10月7日の間、群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、千葉、神奈川の一都六県に居住する16歳〜49歳個人・男女から得られた回答1200サンプルを分析したインターネット調査。

一都三県在住の10代〜50代男女981名を対象とした事前の予備調査では、「秋葉原訪問者」は性年代によって同伴者形態に特徴が見られたため、「1人で訪問する30代〜40代男性」、「恋人と 訪問する10代〜30代女性」、「友達と訪問する20代以下男女」、「家族と訪問する30代〜40代女性」の4層に分類し同調査の集計軸として、秋葉原での購買行動や秋葉原に対する意識の違いを検証した。

○秋葉原への訪問目的

全体では、「買い物(趣味に関するもの)」(55.8%)がトップ、さらに「買い物(生活必需品)」(37.5%)と続き、「ウィンドウショッピングをするため」(20.2%)も併せると、モノ消費を目的とした訪問が上位を占めた。特に「1人で訪問する30代〜40代男性」、「家族と訪問する30代〜40代女性」に顕著であり、前者は自分の趣味嗜好に関するモノの購入(ウォンツ)が主な目的であり、後者は日常生活に必要なモノの購入(ニーズ)が主な目的であった。

また、「友達と訪問する20代以下男女」は、「同性同士の食事会や飲み会への参加」(29.2%)、「同じ趣味の友人と会うため」(19.5%)が全体に比べて明らかに高く、コト消費を目的に秋葉原を訪問していることが特徴的だった。

○休日の昼間にアキバへ-若年男女は平日夜にも

全体の65.7%が「土曜・休日の昼間」と回答した。「1人で訪問する30代〜40代男性」は「平日の昼間」と回答した人の割合(30.2%)が全体に比べて明らかに高く、「友達と訪問する20代以下男女」は「平日の夜間」と回答した人の割合(15.0%)が全体に比べてやや高い結果となった。

○アキバに来たら行く店・施設、訪問層によって違い

全体で1割以上の人が「行ったことがある」と回答した店舗・施設を分類すると、「ヨドバシAkiba」、「アトレ秋葉原」、「秋葉原UDX」といった複合商業施設、「ドン・キホーテ秋葉原店」、「BOOKOFF秋葉原駅前店」、「あきばお〜」といったディスカウントショップ、「ソフマップ」、「秋葉原ラジオ会館」、「アニメイト」、「まんだらけ」、「とらのあな」といった趣味性の高いショップ、「カラオケパセラ」といった娯楽施設、「肉の万世」など飲食店に分類される。

またその中で、「1人で訪問する30代〜40代男性」は、「ソフマップ」、「秋葉原ラジオ会館」といった趣味性の高いショップや「あきばお〜」といったディスカウントショップに訪れる人の割合が全体に比べて明らかに高かった。「友達と訪問する20代以下男女」は、「アニメイト」、「まんだらけ」、「とらのあな」、「東京アニメセンター」といった趣味性の高いショップ、「カラオケパセラ」、「タイトーステーション 秋葉原店」といった娯楽施設へ訪れる割合が全体に比べて明らかに高く、モノからコト消費まで幅広い消費スタイルが見られた。そのほか、「家族と訪問する30代〜40代女性層」は、「ヨドバシAkiba」、「アトレ秋葉原」といった複合商業施設へのリピート率が全体に比べてやや高いという傾向が伺える結果となった。

2017年1月20日編集部追記:初出時、「「カラオケパセラ」「ゲーマーズ」といった娯楽施設」と表記しておりましたが、出典元のNTTアドのWebコンテンツ「空気読本」の当該部分の表記が変更となりましたので、それに併せて「「カラオケパセラ」といった娯楽施設」へと変更させていただきました

○「秋葉原」のイメージは?

全体的には「個性的な」(第1位)、「活気がある」(第2位)、といった感性的なイメージと、「男性向け」(第3位)、「若者向け」(第4位)、「便利な」(10位)といった機能的なイメージが、バランスよく回答されている。

また、「友達と訪問する20代以下男女」は、「活気がある」(42.5%)、「多様な」(38.1%)、「刺激的」(31.0%)、「クリエイティブな」(31.0%)といったイメージを回答した人の割合が全体比べて高く、この層が、秋葉原に対して創造的でポジティブなイメージを抱いているということがわかった。

また、上記のインターネット調査に加え、各層に対するインタビュー調査を実施したところ以下の3つのキーファクターが導き出された。

1)恋人と訪問する10代〜30代女性層:再開発施設や複合商業施設などを軸に、秋葉原を新たな『トレンドスポット』として消費する層
2)友達と訪問する20代以下女性層:趣味性の高いショップから娯楽施設まで、秋葉原を『エンターテインメント・コンテンツ』として消費する層
3)「家族と訪問する30〜40代女性層:他者と会いやすい好立地であり、品揃えが豊富なショップもあるため、秋葉原を『機能的な商業地域』として消費する層

中でも、「友達と訪問する20代以下の女性」が、今後、秋葉原エリアで積極的に消費するリピーターとなりうることが判明したと同社は分析。彼女たちは、メインカルチャー化したオタク文化の中で育ち、オタクに対する抵抗感が無く、しかもアグレッシブにモノ・コト消費を楽しむため、今後、ますます秋葉原エリアでの消費行動を活発化する可能性が高いと推測される。

なお、同社は「友達と訪問する20代以下の女性」を「ネオ・アキバ系女子」と位置付け、調査レポート「空気読本vol.18」を公開。公式サイトにて閲覧することができる。

(シマダマヨ)