日本を訪れる中国人観光客に人気な日本の観光地の1つといえば、京都だ。古都の町並みはしばしば彼ら彼らに「古代の中国の都がここにある」という印象を抱かせるようである。しかし、京都が残し伝えているものは単に昔ながらの町並みだけではない。数多くの伝統技術も継承され続けているのだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人観光客に人気な日本の観光地の1つといえば、京都だ。古都の町並みはしばしば彼ら彼らに「古代の中国の都がここにある」という印象を抱かせるようである。しかし、京都が残し伝えているものは単に昔ながらの町並みだけではない。数多くの伝統技術も継承され続けているのだ。

 中国メディア・今日頭条は17日、「京都は風景だけではない 洗練された伝統手工芸がある」とする記事を掲載した。記事は、京都には濃密な日本の情緒や歴史・文化の蓄積があり、多くの独特な伝統手工芸とともに技芸に優れた匠を輩出し続けてきた場所なのだとしたうえで、京都で有名な伝統工芸をいくつか紹介している。

 まずは、竹工芸だ。平安時代に生まれた技術は現代に至るまでその名を馳せてきたとし、国宝級のブランドによって伝統的な工芸が継承されるとともに、その技術が現代と融合し、新たなスタイルも生み出していると伝えている。
 
 続いては、金網工芸である。その起源は今から10世紀ほど遡り、厨房の名手たちが金網製の調理器具を代々受け継ぎ、コレクションしてきたと説明。京都のみならず全国的に有名なブランドは「丈夫で使いやすいものを」というモットーを頑なに守り続けているとした。

 さらに、釘やにかわを使うことなく木だけで桶を組み、隙間が見えないのはもちろん、光も水も通さない木桶を作る木工技術、唐風の影響を受けながら独自の発展を遂げ、金や銀を用いたきらびやかな漆塗り工芸の技術を完成させた京漆器についても紹介、説明している。

 京都にはこの他にもまだまだたくさんの伝統工芸が存在する。さらに、京野菜におばんざい、漬物など食文化にも伝統を守り発展させていく姿勢が伺えるのだ。伝統と現代の融合は、今の中国が国全体で抱えている課題の1つ。中国人観光客がさらに京都の魅力に触れて帰ることで、中国社会にも伝統を受け継ごうとする意識がもっと生まれてくることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)