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はてなは、同社が開発するマンガビューワが集英社のマンガ雑誌サービス「少年ジャンプ+(プラス)」Web版に採用されたことを発表。ビューワへの広告販売に取り組み集英社と共同でマネタイズを進める。

同社は2001年の「人力検索はてな」のローンチ以来、「はてなアンテナ」「はてなダイアリー」や「はてなブックマーク」など独自性のあるWebサービスをプラットフォームコンテンツとして提供している。2008年には京都に本社機能を移転して京都と東京の2拠点体制を構築。自転車通勤支援制度やオフィスランチにフリードリンクなど社員活動をバックアップし、サービスの開発に邁進できる体制を備えている。

今回、同社が開発したマンガビューワが、少年ジャンプのレジェンド作品やオリジナル作品をアプリやWebブラウザで読める「少年ジャンプ+」に導入された。「少年ジャンプ+」は、iPhone/Android/Windowsの各アプリが公開されているほか、Webブラウザでも作品を読める。キャプテン翼やDRAGON BALLなどのレジェンド作品からONE PIECEなど連載中の作品まで無料で読める話数が数多く並んでいる。

はてなが開発したWeb版ビューワは、ブラウザでのウィンドウサイズに応じて作品表示領域が自動でリサイズを行い、クリックでスイスイとページを進める安定した動作を実現している。また、SNSとの連携や更新された作品情報が表示スペースの下に収まるデザインなど回遊率の向上が図られている。

はてなでは、ビューワに掲載する広告運用と販売にも取り組み、集英社と共同で「少年ジャンプ+」Web版の広告を推進することも発表しており、広告収益最大化に向けた企画や運用、広告枠の販売を同社が担う。同社は、Webマンガを提供する出版社への販売を強化するほか、個人で作品を公開している作家へのビューワの提供などWebを通した作品の浸透を推し進める構えだ。

(長岡弥太郎)