たどりついたのは徳島

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1月の3連休で徳島に旅行することにしました。皆さん、「徳島といえば......」という観光地や食べ物をすぐに思う浮かべることができますか? 正直、筆者は「阿波踊り」と「渦潮」しか思いつきませんでした。

今回は「徳島に一度行ってみたかった!」「仕事なので徳島に行く」というわけではなく、たまたま徳島に家族旅行することになりました。なぜ"たまたま"徳島に行くことになったのか紹介したいと思います。

自分で行先を決められない

今回利用したのはJALが新しく開始したサービス「どこかにマイル」です。通常、マイル(特典航空券)を使った国内旅行の場合、往復で1万2000マイルから(期間限定のディスカウントマイル+JALカード割引の場合は1万1500マイル)交換となりますが、「どこかにマイル」を使った場合は、なんと6000マイルで往復の特典航空券に交換することができます。

では、なぜ半分以下のマイルで旅行できるのでしょうか? それにはいくつかの条件があるためです。

1つ目が「変更、キャンセルによる払い戻しができない」という点です。通常、特典航空券は日付や時間の変更、3100円または3100マイル(2017年4月1日以降はマイルによる支払いは終了)を支払えばキャンセルによる払い戻しも可能ですが、これができません。

2つ目が「羽田発着便に限られる」ということです。東京や神奈川など、関東に住んでいる場合は利用できる特典ですが、それ以外では利用しづらいのが残念です。

3つ目が、「行き先を自分で決めることができない」となります。飛行機版のミステリーツアーのようなものと考えればわかりやすいですね。ただし、全く行き先を選べないというわけではなく、ある程度の行き先は絞ることができます。

まず、どこかにマイルのサイトで、行きの日付、出発時間(範囲で指定)を選択し、帰りの日付、羽田の到着時間(範囲で指定)を選択して、人数を指定してから検索します。

検索すると4つの候補が出てきます。適当に検索してみた所、「秋田」「大分」「鹿児島」「高松」の候補が出てきました。あまり行きたいところが無いなぁ、と思った場合は再度検索します。

続いて出てきたのは「徳島」「岡山」「北九州」「小松」です。何度も検索してみましたが、「沖縄(那覇)」「函館」「旭川」「奄美大島」「出雲」「山口宇部」「帯広」なども出てきます。

ランダムに出てくる4つの中から、これだったらという候補が出てきたら「上記のどこかに旅に出る(お申し込み)」をクリックします。この4つの中からランダムで1つ行き先が決定するという仕組みです。

行き先は申込から3日以内に決定するため、それからホテルを自分で予約するという手続きが必要です。

筆者が申込んだ時は「徳島」「高松」「小松」「鹿児島」の4つの候補が表示され、たまたま「徳島」に決まった、というのが今回の徳島旅行が決定した流れになります。

いよいよ出発 あれ?渦潮は......

行き先が決まっていない旅行に、よく家族で行くなぁ、と思われた方もいるかもしれません。昨年は、国内で山梨(河口湖)、青森、大阪・京都、和歌山に家族で旅行しましたが、どの旅行でも、まだまだ行き足りないところばかりでした。日本には知らないところがまだまだたくさんある――、という事に気が付きます。

今回使った「どこかにマイル」はランダムに行き先が決まるため、行ったことが無いエリアの候補が出てきた時に申し込みました。もちろん、行きたいところが4つぴったり当てはまるまで検索することもできます(1日の検索上限あり)。

さて、旅行の初日ですが、夕方に到着したためそのまま渦潮観光に。まずは、エスカヒルで大鳴門橋と鳴門海峡を見に行きました。渦潮は時間帯も大きく関係があることは分かっていましたが、見に行った時間は全く渦にはなっていませんでした......。ただ、景色は素晴らしかったですね。晴れている日は渦潮だけでなく、夕日も綺麗だと思います。

ホテルにチェックイン後、コンシェルジュデスクにあった観光ガイドなどを見ると、淡路島に色々とあることが判明。意外とたくさん見るところがありそうですので、2日目は淡路島に行くことに決定。淡路島でも徳島県から近そうな「灘黒岩水仙郷」に行きましたが意外と遠い。30分程度と考えていましたが、1時間程度のドライブに。淡路島もかなり大きいことがわかりました。

徳島の内陸部も行ってみたい、淡路島の見てないところも行ってみたい。やはり知らないところが日本にはまだまだありました。

今回、一番印象に残ったのが食事です。ホテルの食事も、使ったマイルを取り戻すために使ったフィッシュボーンというレストランも、本当に美味しい。特に鳴門は鯛が有名のようで、鯛めしだけでなく、刺し身も身が引き締まっていて、歯ごたえ十分。

マイルはなかなか貯まりませんが、6000マイル程度であれば保有している方もいるのではないでしょうか? どこかにマイルを利用すれば国内の往復航空券に交換できます。

今回は家族旅行にしたため、1人のマイルで家族全員分を支払いましたが、友達同士の旅行にも使うことができます。その場合は、友達が6000マイル以上持っていれば、それぞれのマイルで支払うことが可能です。

もし、1人分の6000マイルしか無い場合は、どこかにマイルで1人分を予約。行き先が決まってから、2人目の航空券を実費で予約するという方法もできますよ。無駄になりそうなマイルがある場合は、どこかにマイルで検索してみてはいかがですか?