日本では消防車や救急車などの緊急自動車については、道路交通法によって「法令の規定により停止しなければならない場合においても、停止することを要しない」と定められており、停止せずに交差点などに侵入することができる。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本では消防車や救急車などの緊急自動車については、道路交通法によって「法令の規定により停止しなければならない場合においても、停止することを要しない」と定められており、停止せずに交差点などに侵入することができる。

 また、同法においては、一般車両は緊急自動車の進行を妨げないよう、交差点を避け、道路の左側に寄せて進路を譲ることが定められている。緊急車両はサイレンを鳴らしながら走行するが、その際は緊急車両の乗員がマイクで周囲の一般車両に注意を呼びかけながら走行する場合も多い。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の消防車が交差点で「周囲の一般車両に対して謝意を示していた」と驚きとともに伝える記事を掲載した。

 記事は、日本国内で撮影された動画を掲載している。この動画には消防車が赤信号で停止せずに交差点に進入しているが、その際に消防車が通り過ぎるのを「青信号でも停止して待っていた一般車両および歩行者」に対して、消防車の乗員が「ご協力ありがとうございました」と呼びかけている。

 日本では特に珍しい光景ではないが、この光景に対して中国人が驚いた理由は何だろう。共産主義国で官の力が強い中国では消防車が一般の人に向けて「ありがとう」などと謝意を示すことは「ありえないこと」なのであろう。また、一般車両のドライバーたちも道路交通法で定められているとおり、緊急車両を優先するというルールをしっかりと遵守している点も、中国人にとっては驚きだったに違いない。事実、記事には中国人ネットユーザーから「さすが日本は文明国だ」、「日本人の礼儀正しさとルールに対する厳格さは世界一だ」といった声が寄せられている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)