カンヌ映画祭監督賞受賞作が日本公開 (C)Mobra Films - Why Not Productions - Les Films du Fleuve - France 3 Cinema 2016

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 2016年の第69回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したクリスティアン・ムンジウ監督作「エリザのために」が、1月28日から新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開される。それに先立ち、本編の一部映像が公開された。

 ルーマニア映画史上初のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した「4ヶ月、3週と2日」、同じくカンヌ国際映画祭で女優賞、脚本賞をダブル受賞した「汚れなき祈り」のムンジウ監督が、カンヌで3度目の受賞を果たした同作は、最愛の娘のために奔走する父親の5日間を描いた人間ドラマ。ある日、医師ロメオの娘でイギリス留学を控えたエリザが登校途中に暴漢に襲われる事件が発生。幸い大事には至らなかったがエリザは大きく動揺し、留学を決める試験への影響が懸念される。ロメオはあらゆる伝手やコネを利用し、娘を合格させてくれるよう方々に手を回すのだが、そんな父に娘は反発。さらにロメオに、検察官の捜査の手が迫る。

 公開された映像は、大切な一人娘のエリザが暴漢に襲われたという知らせが入り、両親が病院に駆けつける場面だ。精神的ショックを受けていたエリザは、慌てて病室に駆け込んできた両親の顔を見て泣き崩れてしまう。そんな娘の様子に、母は居合わせた医師や看護師に家族だけにしてほしいと頼み、父は犯人逮捕のための警察の取り調べで、娘がさらに傷つくのではないかと心配する。緊迫感にあふれた様子で、一家の今後に不安や緊張を抱かせる一幕になっている。