ミシェル・オバマ、ファーストレディとして最後のスピーチ「あなたの居場所はある」

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ここではドナルド・トランプ次期大統領に言及こそしていないものの、彼が移民やイスラム教徒を排除するような発言を繰り返していることは周知の事実。

そんな大統領を間もなく迎えるアメリカの若者に対して、ミシェルは偏見に負けてはいけない、と励ましたんです。

自由を当然と思ってはいけない

ただミシェルは、権利には義務が伴うこともこんな風に訴えています。

でも私はこのこともはっきりさせたいんです。この権利は、ただあなたに手渡されたものではありません。そうではなく、この権利は毎日1日ごとに、勝ち取らなくてはいけないんです。

自由を当然と思ってはいけません。前の世代と同じように、自由を守るためには自分の役割を果たさねばなりません。それはまさに今、若いときから始まります。

温かいと同時に厳しい言葉。

この義務はミシェル自身、黒人への偏見が根強かった時代にハーバード・ロー・スクールに進学して弁護士となり、キャリアを積んでいく過程で肌で感じていたのでしょう。頭ではわかっていても、誰もが実践できることではありません。

それでもファーストレディになっても気取ることなく、地に足の着いた活動を続けてきたミシェルの言葉だからこそ受け入れられるもの。

ミシェルには、大統領に立候補してほしいという声も上がるほど、多くの人に愛され、尊敬されたファーストレディでした。

オバマ大統領とともにまだまだ若い50代。これからもきっと、多くの人が元気になるような活躍をしてくれることでしょう。

アメリカのバラク・オバマ大統領の任期終了が迫る1月6日、ミシェル・オバマ夫人がファーストレディとして最後のスピーチを行いました。

「あなたには居場所がある」

ミシェルはこれまで教育環境の改善に向けた活動に力を入れていて、このスピーチも全米の高校で活動するスクールカウンセラーを表彰する式典のなかで行われたもの。

オバマ大統領のスピーチ同様にポジティヴな思いにあふれたメッセージでしたが、ミシェルの言葉には、とくに若い人に向けた熱い思いがありました。

もしあなたやあなたの両親が移民なら、あなたがアメリカの誇るべき伝統の一部であることをわかってください。アメリカは何世代にもわたり、新たな文化や才能、アイデアを吸収してきました。それによって私たちは、地球でもっとも偉大な国となったのです。

たとえあなたの家族がお金をあまり持っていなかったとしても、この国では多くの人が、私や私の夫もそうであるように、最初は多くを持っていなかったことを知ってください。でもたくさんの努力と良い教育があれば、なんだって可能です。大統領になることだって。それがアメリカン・ドリームというものです。

(略)

だからここにいる若い人たち、そして遠くにいる若い人たちへ。誰にも、あなたの存在に意味がないとか、アメリカの物語の中に居場所がないなんて、あなたに感じさせてはいけません。だってあなたには居場所があるからです。そしてあなたには、自分のままでいる権利があります。

[CNN, Harper's Bazaar]

写真/gettyimages

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