中国メディア・人民網は17日、スイスの総合人材サービス企業・アデコグループなどが先日発表した「2017世界人材競争力指数」で、日本が118カ国・地域中22位に、中国が54位になったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国メディア・人民網は17日、スイスの総合人材サービス企業・アデコグループなどが先日発表した「2017世界人材競争力指数」で、日本が118カ国・地域中22位に、中国が54位になったと報じた。

 「世界人材競争力指数」は同グループとフランスのビジネススクール・インシアードが実施したもので、各国・地域の人材育成、人材呼び込み、人材引き留めなどについてのパフォーマンスを数値化し、それぞれの人材競争力について評価を行ったものだ。

 記事は、54位となった中国は昨年よりランクを6つ落としたと紹介。大学教育や企業内研修など人材育成では優れたパフォーマンスを見せる一方で、世界の優れた人材を呼び込む力が弱いとの評価が下されたと伝えている。

 また、日本については競争の激しさや、ハイレベルな人材の育成といった点で高い評価を得たものの、人材を呼び込む能力に弱く、特にビジネスにおける女性のチャンスや外国人労働者といった項目での評価が低くなっているとした。このほか、人材引き留めや、衛生環境、年金といった部分では比較的高い評価を得たと説明した。

 因みに、今回のランキングのトップ10は1位のスイス以下、シンガポール、英国、米国、スウェーデン、オーストラリア、ルクセンブルク、デンマーク、フィンランド、ノルウェーとほぼ欧米諸国で占められている。韓国は29位だった。

 中国はハイクオリティをテーマとした新たな経済成長を目指しており、そのためには国内で優秀な人材を育てると同時に、国外からスペシャリストを呼び込むことが不可欠だ。そして日本では急速な少子高齢化に伴って国内の人材の絶対数が減少しており、やはり外国から優れた人材を呼び寄せる努力が必要だ。各国が置かれている状況も相まって、人材育成競争や人材の奪い合いはより激しさを増すことになるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)