16日、造船業が世界的な不景気に見舞われ、中でも韓国はとりわけ苦しい状況に置かれている。資料写真。

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2017年1月16日、中国メディア・面包財経によると、造船業が世界的な不景気に見舞われ、中でも韓国はとりわけ苦しい状況に置かれている。韓国は政治的にも混乱しており、造船業が急激に衰退しているという。

韓国3大造船会社の一角である大宇造船海洋は、1年間の赤字が過去10年の利益に匹敵する額に膨れ上がっており、2016年には本社ビルを売却したほか、借り入れや給与カット、リストラなどで、生き残りに躍起となっている。

韓国で苦しい状況に置かれているのは大宇造船海洋だけではない。他の造船会社も軒並み業績が悪化している。15年には業界全体でのリストラ数が2万人を超え、16年上半期にはさらに2万人近い従業員がリストラされた。16年の通年ではリストラ数は4万人に上ると予測されている。

日中韓3カ国は世界の造船市場シェアの90%を占め、韓国はその最大の造船大国として君臨したが、近年は中国に追い越されただけでなく、16年には日本にも追い越され、3カ国中最下位に転落。しかし、日本も中国も楽観できる状況にはなく、3カ国は生き残りをかけ、必死の競争を繰り広げている。

中国でもこの2年で経営破綻する造船会社が増えており、赤字とリストラは珍しくなくなっている。日本でも、三菱重工や川崎重工はいずれも業績が悪化。中国最大の造船会社・中国重工は、15年に巨額の欠損を出して赤字に転落している。

業界全体が冷え込む中、どの企業も「どこがより多く利益を上げるのか」ではなく、「どこがより長く生きながらえるのか」という状況にある。(翻訳・編集/岡田)