主人公を演じたアレクサ・ダヴァロス

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 Amazon製作の話題のドラマ「高い城の男」の第2シーズンについて、主演女優のアレクサ・ダヴァロスが、昨年12月15日(現地時間)に行われたAOL開催のイベントで語った。

 「高い城の男」はフィリップ・K・ディックの小説を基にしたドラマ。第2次世界大戦でアメリカは敗北し、国土の東側を戦勝国のドイツが支配する大ナチス帝国、西側を日本が支配する日本太平洋合衆国に統治される。1962年、サンフランシスコに住む主人公ジュリアナ(アレクサ)は、レジスタンスに所属していた妹が憲兵隊に射殺された際に、あるフィルムを渡される。そこには第2次世界大戦で連合国が勝利し、ドイツと日本が敗れた歴史改変のニュースが収められていた。やがて彼女は、そのフィルムが「高い城の男」という謎の人物が関わることを知り、さまざまな出来事に巻き込まれていく。

 第2シーズンの見どころについてアレクサは「ジュリアナは日本太平洋合衆国の憲兵隊やレジスタンスから追われ、行き場がなくなってしまうの。そして目的を達成するために、大ナチス帝国への亡命を要求するの。それが彼女の人生の起点となるわ。その後、彼女はカメレオンのように(変化をしながら)生き抜いていくけど、とても辛いことが起きる」と第1シーズンに続く、息をもつかせぬ展開が待ち受けていることを明かした。

 第1シーズンで合気道を学ぶジュリアナだが、アレクサ自身合気道については知らなかったそうで「合気道は瞑想しながら体を動かすんだけど、かなりの集中力が必要で、集中していなければ、相手を倒すことができないうえ、体のバランスをとることもできない。だから、魅力的なことを学んだと思ってるわ」と精神を落ち着かせることができたと語った。

 今作が、ドナルド・トランプ氏の大統領当選後と比較されることについて「フィリップ・K・ディックが1962年に執筆した当時も、すでにファシズムに対する認識は一般に広まっていて、今作で描かれる独裁的な恐怖政治も広く知られていたけれど、(その後)不幸なことに人間はそれほど進歩していない気がする。学ぶことに関しては(当時のまま)取り残され、同じ歴史を繰り返している。だから当時、時事的に適切だったことは、現在でも適切で、特に(トランプ氏の就任を控えている)今、われわれはそう思えるわ」と答えた。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)