by bb_beach

ポルノ映像の海賊版をネット上で公開しているサイトが、オンラインの動画サイトでは圧倒的なシェアを誇るYouTubeで映像配信(映像共有)を行っていることがわかりました。YouTubeは成人向けの映像にはかなり厳しい印象がありますが、ポルノサイトは巧みにYouTubeを活用しているようです。

Porn Pirate Sites Use 'Backdoor' to Host Videos on YouTube - TorrentFreak

https://torrentfreak.com/porn-pirate-sites-use-backdoor-to-host-videos-on-youtube-170114/



Porn pirates exploit loophole to upload raunchy videos on YouTube

http://thenextweb.com/google/2017/01/16/porn-pirates-exploit-youtube/

YouTubeには海賊版映像もアップロードされていることは周知の事実ですが、コンテンツ所有者が削除を申し立てたり、収益をアップロード者ではなくコンテンツ所有者が得たりできます。

しかし、今回指摘されているのは「海賊版ポルノ映像をYouTubeで公開する」のではなく、「海賊版ポルノ映像をYouTubeを利用して共有する」という手法です。ぱっと見た感じは同じことを意味しているように見えますが、現在ポルノサイトが採っている後者の手法では、映像はあくまで一般公開はせずYouTubeにアップロードするだけ。そして、「Googlevideo.com」ドメインからこの映像への直接リンクを得て、自分のサイトに埋め込んでいるとのこと。

プライバシーや著作権に関するニュースサイト・TorrentFreakでは当初、アップロードしたファイルをプライベート扱い(一般公開しない)ことでコンテンツIDを用いた取り下げシステムを回避している可能性があると予想していましたが、読者などから「一般公開していない映像でもコンテンツIDマッチングシステムの回避はできない」という指摘があり、その他の何らかの回避法を用いていることが示唆されています。

ポルノサイトがこの手法を使っていることに気付いたのは、反海賊版活動に積極的なポルノ映像メーカーのDreamroom。同社によると、埋め込まれた当該映像はあちこちのサイトで利用可能で、YouTubeでは見つからないため対応が非常に難しく、削除自体はできるものの、削除するまでに3週間ほどかかるとのこと。

ちなみに、Googleが公開している透明性レポートによると、Googlevideo.comに対しては大量の検索が行われていて、その中には「source=youtube」や「source=drive」というパラメーターの付いたものがあることから、YouTubeだけではなく、Googleドライブも同様の手法に利用されていることが考えられます。

DreamroomではYouTubeに対してこの「抜け穴」のことを連絡し、プライベート共有機能の廃止を依頼しているとのことですが、YouTubeやGoogleからの反応はないとのことです。