全北現代モータースのACL出場権が没収された【写真:Getty Images】

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 アジアサッカー連盟(AFC)は18日、韓国の全北現代モータースから今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を剥奪すると発表した。

 昨季のACLを制した全北現代だったが、2013年にスカウトが審判に金銭を渡して有利な判定を要求していたことが判明。首位を独走していたKリーグクラシックでも勝ち点9の没収処分を受け、1試合を残してFCソウルに並ばれると、最終節の直接対決に敗れてしまい2位に終わった。

 審判の不正買収によって実刑判決を受ける者が出るなど韓国サッカー界を揺るがした大事件を受け、AFCの出場管理機構は全北現代から今季のACL出場権を没収した。Kリーグによれば10日間は異議申し立てが認められているため、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ提訴することで裁定を無効にできる可能性はある。

 今回の裁定はAFCのクラブ大会出場規約第11条第8項に基づくもので、「国内外問わず試合結果に対し直接的または間接的に影響を及ぼそうとする行為をしたクラブは、AFC主催大会への参加を即座に拒否される」というルールが適用された。

 なお、全北現代のACL出場権喪失により韓国のシード3にはプレーオフから出場予定だった済州ユナイテッドが繰り上がり、プレーオフには蔚山現代FCが出場する。これにともなって全北現代が入るはずだったグループHの組み合わせも以下のように変更となった。

▽グループH
アデレード・ユナイテッド(オーストラリア)
江蘇蘇寧(中国)
済州ユナイテッド(韓国)
プレーオフ2(ガンバ大阪が出場)の勝者

 繰り上げでプレーオフに進出する蔚山現代は本大会に出場が決まると、鹿島アントラーズやムアントン・ユナイテッドと同じグループEに入る。

 まずは全北現代がAFCの決定に対して異議申し立てをするのか、そしてCASは訴えを認めるのか否か。昨年のアジア王者をめぐる今後の動きしだいでは、今年のACLの行方に大きな影響が出るだろう。

text by 編集部