日本の「武士道」や「サムライ」という言葉は世界的にも有名で人気が高い。中国メディアの今日頭条は16日、「日本には武士道精神があるが、中国には何があるか」と題して、日中のそれぞれの国を代表する精神を比較した記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の「武士道」や「サムライ」という言葉は世界的にも有名で人気が高い。中国メディアの今日頭条は16日、「日本には武士道精神があるが、中国には何があるか」と題して、日中のそれぞれの国を代表する精神を比較した記事を掲載した。

 記事は、世界の大国にはその国ならではの精神があり、米国には思想の自由、ドイツには理性的で勇敢に戦う精神、英国は紳士気質を特徴とした精神があると紹介、そして日本には武士道精神があるとした。

 続けて、「忠誠や名誉のためには犠牲も死も恐れない」という武士道精神が、日本の戦後のめざましい発展の主な要因だったと指摘。「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」に表される武士道精神は、国民を正しく導く原動力になると称賛した。しかし、「天皇崇拝」と、失敗を受け入れるのではなく「自殺という形の逃避」をするという2点においては、「致命的な欠点」があると主張した。

 では、中国にはどのような精神があるのだろうか。記事は、中国では儒教、仏教、道教という3つの思想もしくは宗教が国民の精神に及ぼした影響は大きいと分析。儒教の仁義、道教の服従や自然に対する敬意、仏教の慈愛と忍耐が、古代中国の価値観を形成したと論じた。

 そして現代においては、中国共産党の指導のもと、井岡山精神(毛沢東が最初の革命根拠地を建設したところ)、延安精神(抗日革命の根拠地)、長征精神(国民党に敗れて1万2500キロメートルを徒歩で移動したこと)、雷峰精神(人民や党のために奉仕する精神)、さらには、抗SARS精神などの革命精神が唱えられ、「国民全体の民度や道徳基準が向上している」と胸を張った。

 記事では「天下の興亡は匹夫(ヒップ)も責あり」、つまり国の興亡は、指導者だけではなく1人ひとりの国民にもかかっているということわざを引用しているが、まさにそのとおりである。どんな立派な精神論を並べても結果が伴わなければ意味がない。国民一人ひとりを見れば、精神論が具現化されているかは一目瞭然であり、今後の国の発展も分かるというものだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)