予防は1月からはじめる!薬剤師が「効果的な花粉症対策」を教えます

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2017年のスギ花粉症シーズンまであと1か月を切りました。今年度の花粉飛散量は西高東低の予測です。

昨年が花粉飛散の少ない年だったので、特に西日本では「去年に比べて花粉症がつらいな……」と思うかもしれません。

しかし、例年比で言うと“西日本はやや多い”程度のところがほとんどですし、東日本に至っては“例年より少ないかやや少ない”ところが多い予測となっています。

以上を踏まえて花粉症症状の強弱について予想してみると、筆者の過去の経験から“しっかりと予防対策をすればシーズンを乗り越えることができる”レベルだと思います。

ということで、しっかりとした対策が花粉飛散ピーク時の辛い症状を和らげてくれるはずですので、薬剤師の筆者が有効な花粉症対策についてお伝えします。

■薬剤師が伝授する花粉症の予防方法

花粉症に悩んでいる方は「今さら……」という感じかもしれないですが、案外知られていない予防方法をお届けします!

予防というからには、“事前の対策”なんですが、皆さんは“マスク”をいつから着けていますか?

多くの皆さんは花粉症の症状が出てくるとマスクをするパターンが多いのではないかと思うんですが、花粉が飛び始めるのは1月上旬から下旬にかけてです。

花粉症は花粉飛散量が多くなると症状がつらくなる、というのは有名ですが、実は“長期に渡って花粉に晒されると症状が重くなる”という特徴もあるんです。

なので「いかにして花粉から身を守るのか!」ということが予防する上でとても重要になります。

そこでマスクが大活躍するわけですね。花粉が飛散を始める1月からマスクを着けておくことによって花粉症症状の重症化を食い止める、ということ。

案外、これってやってない人多いんじゃないですかね。

■花粉症の薬で対策をしよう

次に花粉症の症状を鎮めてくれる薬についての対策です。

現在では、医療機関で出してもらう薬と市販薬とで差がなくなりつつありますので、市販薬の選び方・使い方を説明します。

使用するのは第2世代挟抗ヒスタミン剤(第3世代抗ヒスタミン剤とも言われます)です。

これらの薬は“事前に服用することによってシーズンの症状を軽減させる”という働きをもっています。

察しのいい方はお気づきかと思いますが、この薬も花粉が飛散を始める1月から服用することで花粉症シーズンの症状が軽くなるというわけです。

どのような薬が該当するかというと『アレグラFX』や『アレジオン20』など。

アレグラ(フェキソフェナジン)は医療機関でも人気の薬で、市販薬でも大人気ですね。眠気や口の渇きといった副作用が強くないので、生活への支障が少ないと言われています。

アレジオン(エピナスチン)は花粉症による肌の痒みを抑えてくれるという作用も持った薬ですので、花粉症症状によっては非常に有用性の高い薬になっています。

※ 医薬品を服用の場合は、添付文書を良く読んだうえで使用してください。

以上、花粉症対策を2つお伝えしました!

花粉症は事前の対策をしっかりとしていると重症化しにくいので、ぜひ試してみていただければと思います。

【参考】

2017年春の花粉飛散予測(第2報) - tenki.jp  

※ 保険・科学物質対策報告書 - 環境省

【画像】

※ Juta / shutterstock

【筆者略歴】

言霊小町

薬学部を卒業後、製薬会社の学術職を経て、薬局・ドラッグストア業界で教育・採用などの業務に従事し数百名の薬剤師を育成。現在は独立し、薬剤師の転職を支援する会社「薬剤師キャリア」を運営している。