17日、「梅の花を鑑賞したことがない」という中国人観光客が日本での観梅体験を旅日記につづっている。資料写真。

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2017年1月17日、「梅の花を鑑賞したことがない」という中国人観光客が日本での観梅体験を旅日記につづっている。

今回の旅で私は奈良県奈良市の月ケ瀬梅林に並々ならぬ思いを持っていた。華北平原に暮らす私は本格的な観梅というものをしたことがないからだ。日本は桜で有名だが、人々は桜より先に梅の鑑賞を楽しんでいたという。

月ケ瀬梅林は古くからの梅の名所で、名前も詩的センスでいっぱいだ。日本の至る所に植えられた桜や紅葉を見て分かるように、日本人は何かを愛する時は徹底的に愛する。彼らは梅への愛情をどんな形で表現しているのか―。月ケ瀬梅林での観梅は江戸時代に始まり、さまざまな種類の梅の木が1万本以上植えられている。

月ケ瀬梅林は郊外にあるため、そこに行く中国人はとても少ない。出発前にネットで情報を探したが参考にできるものはわずかだった。不安はあったものの1万本の梅の木の魅力に負けて結局出発。月ケ瀬口駅は切符をチェックする駅員もいない小さな駅だったが、そこには梅林の案内があった。どうやら下車駅を間違えてはいないようだ!

現地では家々で梅の木が植えられていて、予想していた通りだった。行った時期が早かったため満開にはなっておらず、逆に早咲きの梅は見頃が終了。残念だったかって?。私はそんなふうには考えなかった。旅行の意義は探し求めること、発見することにある。胸いっぱいの好奇心や期待感は感覚器官が受ける刺激を超えるものなのだ。私は実際に月ケ瀬梅林に行ってみて、「満開だとしても雪のように見える桜とは違う」ということを知った。梅の花は桜より小ぶりで、桜ほどびっしりとは咲かないからだ。

もし梅の季節に奈良に行く機会があるのであれば、月ケ瀬梅林を訪れることをお勧めする。JR奈良駅でバスに乗り、月ケ瀬橋近くのバス停で下車。山に入れば絵のような美しい景色を目にすることができる。そして、その一つ手前のバス停で降りて付近の食堂で梅を楽しみながら昼ご飯を食べることも。月ケ瀬梅林のすばらしさは野趣にあり、そこには自然の絵画が広がっている。私は自分の足で日本の最も平凡な集落を歩き、日本のより深いところにたどり着くことができた。私はこの体験に心から満足している。(翻訳・編集/野谷)