17日、韓国メディアによると、韓国外交部は同日、昨年10月にフィリピンで何者かに誘拐されていた韓国人事業家のチ氏が殺害されたと明らかにした。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はフィリピン・アンヘレス。

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2017年1月17日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国外交部は同日、昨年10月にフィリピンで何者かに誘拐されていた韓国人事業家のチ氏が殺害されたと明らかにした。

外交部当局者の発表によると、フィリピン警察は16日、昨年10月18日にフィリピン・アンヘレスで誘拐されたチ氏が、誘拐当日に首を絞められ殺害されたと明らかにした。犯行に関わった容疑者は8人で、中には現役の警察官3人と元警察官1人が含まれているという。

犯人らは事件当日、チ氏の元を訪れ、「麻薬関連の疑いで調査が必要」と言ってだまし、偽の家宅捜索令状を見せてチ氏を車に乗せ連れ去った。同当局者は「チ氏は犯人らと面識があった上、家宅捜索令状まで見せられたため、疑うことなく素直に連行に応じたとみられる」と説明した。

フィリピン警察は犯人らが事件当日、車内でチ氏を殺害したものとみている。また、犯人らはチ氏を殺害後、元警察官が運営する火葬場で遺体を焼却した。さらに、犯人らはチ氏が死亡した後の10月30日、チ氏の家族にメールを送り、高額の身代金を要求した。チ氏の家族は警察に通報せずに身代金を支払ったが、その後犯人らとの連絡は途絶えていた。

これを受けて、フィリピンのヤサイ外相は韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官に電話をかけ、深い遺憾を表明し、事件への厳重な措置を約束した。

最近5年間にフィリピンで殺害された韓国人は、毎年10人ほどに上る。行方不明になった人や誘拐された人の数を含めると、凶悪犯罪により犠牲となった被害者の数はさらに多くなるとみられている。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「韓国外交部は何をしている?もっと強い圧力をかけるべきでは?」
「これが国か?自国民1人守れない政府が存在するなんて…。韓国で同じ国の国民が大量に殺害されたら、外交関係は終わりを迎えることになる。戦争が起きるかもしれない」

「なぜわざわざフィリピンへ遊びに行く?」
「『フィリピンは韓国人の墓だから行くな』と何度も声を大にして言ってきたのに!」

「フィリピン人労働者の韓国への入国を禁止するべき」
「フィリピンの犯罪組織は韓国人を殺害しても処罰されない。韓国人は犬や豚と同じ存在だ。フィリピンのドゥテルテ大統領にとって韓国は、何も言えない“カモ国家”」(翻訳・編集/堂本)