ファミコンやスーパーファミコン時代のマリオはしゃべりませんでしたが、1996年発売の「スーパーマリオ64」からは「Mamma mia!」「It's a me. Mario!」など多彩な表現でしゃべってゲームを盛り上げてくれます。「スーパーマリオ64」から変わることなくマリオの声を担当しているのは、俳優であり声優のチャールズ・マーティネー氏です。ゲーム文化のあまり知られていない側面を伝えるメディアのGreat Big Storyが、マーティネー氏にインタビューを行い、マリオを担当することになった経緯について語られました。

'It’s-a Me, Mario!' - YouTube

1996年からマリオの声を担当しているマーティネー氏。



マーティネー氏はマリオの声だけでなくルイージや……



ワリオ、ドンキーコングなど任天堂の主要キャラクターの声を多く担当。



マーティネー氏は映画やテレビドラマ、企業のイメージビデオなどに出演する俳優を務めていました。しかし、1996年の「スーパーマリオ64」でマリオを担当することになり、その後は声優として多数の仕事を手がけてきました。任天堂のキャラクターだけでなく、「The Elder Scrolls V: Skyrim」のパーサーナックス(ドラゴン)や「ラチェット&クランク FUTURE2」のオーバスといったキャラクターを担当したこともあります。



マーティネー氏は「なぜマリオの声を担当するようになったのか?」を、マリオの役を見事手に入れたオーディションの話をインタビューで明かしました。



マーティネー氏によれば、友人から受けてみないかと誘われたのがマリオのオーディションだったとのこと。オーディション会場に到着すると、機材が片付けられ始めたところで、何とかオーデションを受けさせてもらえるようにお願いしたそうです。審査員から「任天堂のゲームのキャラクターの声を演じて欲しい。キャラクターはブルックリンに住んでいるイタリア人の配管工です」とだけ伝えられ、すぐさまマリオの声色や口調を思い付き演じたところ、その場では「OK。また連絡する」と言われました。しかし、会場から出た審査員が電話で「マリオを見つけたんだ!この人しかマリオはいない!」と話しているのを耳にしたそうです。もちろん結果は合格となりました。



オーディションに受かってから、何と26年間もマリオや他のキャラクターの声優を演じたマーティネー氏。



マーティネー氏は世界中にいるファンと交流することが大好きで、「マリオのファンから『マリオの声は僕が子どものころを思い出させてくれる』『子どもの頃にマリオをプレイしていました。今は大人になって自分の子どもとマリオをプレイしています』などと評価してもらえると本当にうれしいです」と話しています。



マーティネー氏が語るマリオを演じる秘訣は「とにかくマリオのように楽しむこと」でした。



なお、2006年に放送されていたゲームのTV番組「Game Head」では、マーティネー氏のお宅訪問企画を放送しており、上述のオーディションの話も含まれています。

Charles Martinet - The Voice of Mario - Game Head - Part 1 - YouTube