赤箱と青箱は、2016年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞した

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■ 花の香りと豊かな泡立ちは、清潔で健やかなお肌の味方!

【写真を見る】ローズ調の香りの「カウブランド 赤箱」(定価1個100g・108円)は、スクワラン(うるおい成分)配合で泡立ちもしっとりクリーミィ

関西人にとって牛乳石鹼といえば赤い箱。現在、赤・青の2種あるが、「青箱は知らない」という人も多いかも知れない。戦後、全国販売に向けて青箱を開発したが、実は1928年に大阪で発売された当初は赤箱のみで、関西では今も赤箱が親しまれている。

化粧石鹸の草分けとしておよそ90年近くも変わらぬ支持を得る理由は、当初から変わらない伝統的な製法にある。主原料は国産牛脂とヤシ油。巨大な釜で炊き、1週間かけて純度の高い石鹸へと熟成させる過程で、油脂由来の天然の潤い成分が程よく含まれる。

花の香りと豊かな泡立ち、肌当たりの柔らかさは、手間を惜しまない丹念な仕事の賜物だ。近年は、石鹸のよさに親しんでもらおうと、“固形石鹸活性化プロジェクト”として体験会やセミナーなども実施。洗顔にも使える優しい洗い上がりとコストパフォーマンスの高さで、女性を中心に人気が高まっている。

これからも職人気質の石鹸は、牛の歩みのごとく粘り強く前進し、清潔で健やかな肌に寄り添い続ける。

「カウブランド 赤箱」(定価1個100g・108円)。ローズ調の香りの赤箱は、スクワラン(うるおい成分)配合で泡立ちもしっとりクリーミィ。一方、ジャスミン調の香りの「青箱」(1個85g・86円)はさっぱりした洗い上がりが特徴。

■ 職人気質の製法が、長年愛される牛乳石鹸を生み出す!

<1.釜炊きで1週間かけて原料を石鹸に!>牛脂とヤシ油、水酸化ナトリウム、食塩水を加熱撹拌して1日置く。再び食塩水を混ぜ合わせ、さらに丸2日間静置。1週間かけ不純物を分離。<2.上澄みに残った良質な石鹸をくみ出す>表面の泡を除き、純粋な石鹸(ニートソープ)だけをくむ。真空状態で乾燥させチップ状に固め、保湿成分と香料を混ぜ合わせる。<3.棒状の石鹸をカットしてロゴを刻印>石鹸のチップを押し出しながら棒状に固め、1個分の大きさにカットしていく。成型すると同時に、表面にロゴマークを刻印する。<4.おなじみの箱に石鹸を詰め全国に出荷>ポリプロピレンのピロー袋を圧着させ密封し、1個ずつ箱に詰める。重量検査、X線での検品を通過した商品を、段ボール箱に入れ全国へ。

■ 牛乳石鹸のヒットの裏技!

<1.>油脂が石鹸になっていく状態は、ヘラですくった時の垂れ方で監視する。経験を要する重要な工程。

<2.>2015年からキッザニア甲子園に出展。パビリオンでの体験を通して石鹸のよさを伝えている。

■ 数字で見る!牛乳石鹸のココがスゴイ!

<1.>固形石鹸の年間生産量は“1億個以上”。赤箱の売上は、ほぼ関西が占めている!<2.>原料から石鹸になるまでに“約1週間”かかる!手間ひまが、良質な石鹸を作る秘密!【関西ウォーカー編集部】