Doctors Me(ドクターズミー)- EXILE MAKIDAIさんらが重傷の肺挫傷とは?交通事故で多い怪我を解説

写真拡大

昨年末の2016年12月24日、EXILE MAKIDAIさんらPKCZメンバーが北海道で交通事故に遭い、肺挫傷や肋骨を折るなどの重傷を負ったことがニュースに大きく取り上げられました。(参考)

先日、メンバーのVERBALさんがリハビリを開始されたことをインスタグラムで報告されましたが、交通事故の怪我やリハビリは具体的にどのようなものがあるのでしょうか?(参考)

今回は、PKCZメンバーが重傷を負った怪我の詳細と、交通事故で多い怪我や合併症、後遺症におけるリハビリ内容など医師に解説していただきました。

肺挫傷


症状


軽い肺挫傷の場合は症状がないこともありますが、一般的には呼吸の苦しさや呼吸が頻回になったり、チアノーゼ(皮膚が紫色になる状態)が起こったりすることがあります。

治療内容


まずは安静にすること、肺の理学療法を行ったり、酸素の吸入を行うことがあります。重症の場合は気管内挿管を行うケースもあります。

回復目安期間


軽いものなら数日から、重症の場合は死に至ることもあるなど大きく異なります。

肋骨骨折


症状


肋骨のあたりに痛みを感じ、寝がえりや呼吸時、くしゃみなどで肋骨が痛みます。

応急処置


肋骨骨折が疑われる場合には、安静にしてすぐに整形外科を受診します。

危険性


折れ方によっては心臓や肺などの臓器を傷つけたり、体内で大きな血管を傷つけたりする恐れがあります。

治療内容


安静に加え、コルセットなどで固定することがあります。骨折の状態によっては手術を要することもあります。

回復目安期間


軽症である場合は一カ月程度でよくなることもありますが、重症の場合は数カ月以上かかることもあります。

脳しんとう


症状


衝撃によって一時的に脳の機能の障害が起こるものを言います。意識混濁や失神、おう吐やふらつきなどさまざまなものがあります。

応急処置


運動などをしていて起こった場合は直ちに運動をやめ、呼吸などに異常がないかの確認を行い直ちに脳神経外科を受診します。

危険性


くも膜下出血などを合併している可能性があります。

治療内容


脳に刺激を加えず安静にし、合併症があったり記憶障害が起こらないか確認を行います。

回復目安期間


重症度によって異なり、重度なものでは後遺症が残ることもあり得ます。

交通事故で多い怪我や合併症


怪我


■ むち打ち症(頚椎捻挫)

■ 膝蓋骨骨折

■ 筋肉の痛み

■ 関節の痛みやしびれ

合併症


■ くも膜下出血や脳内出血

交通事故で多い後遺症


むち打ち症


首の痛みや首が回りにくい、などの症状がみられることがあります。

意識障害


重篤なケースでは意識が戻らない場合もあります。

脊髄損傷


脊髄を損傷することによって障害が残るものです。

高次脳機能障害


人によって、言葉が出にくくなったり、物忘れがひどくなったり、感情の起伏が激しくなったりします。

病院での交通事故のリハビリ例


むち打ち症


リハビリなどであれば、例えばけん引やマッサージ、電気療法などが行われることがあります。

高次脳機能障害


例えば記憶に問題が出た場合は、反復訓練や記憶を引き出す手助けを行うようなリハビリを行います。

交通事故の退院後に自宅などで気をつけること


交通事故から間もなくは、安静にし、症状の経過に注意して過ごすことが大切です。状態が不安定であれば、一人にさせないように周囲も気を付ける必要があります。

最後に医師から一言

交通事故はだれにでも起こりうるものですが、安全運転を心がけていきたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)