新型「マセラティ クアトロポルテ」(マセラティ ジャパンの発表資料より)

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 マセラティ ジャパンは16日、マセラティのフラッグシップ・スポーツ・セダン「クアトロポルテ」のスタイリングを一新し先進安全技術を搭載した新型の販売を開始した。

 イタリアの高級自動車メーカー、マセラティの「クアトロポルテ」は、1963年に発売された同社のフラッグシップ車で、これまで世界72カ国で2万4,000台以上が販売されている。現行モデルは2013年に登場した6代目となり、今回は、昨年6月に行われたマイナーチェンジが日本市場に導入される形となる。

 新型「クアトロポルテ」では、独自のエレガンスを強調する新しいエクステリア・デザインを導入、インテリアを進化させ、多くの先進安全技術等も搭載した。

 エクステリアでは、フェイスリフトを施し、コンセプトカー「アルフィエーリ」にインスパイアされた新形状のフロント・グリルを装備。より力強く気品ある形状が存在感をさらに高めている。フロントとリアのバンパーもデザインを変更。サイド・スカートやドアミラーとともにマット・ブラックのカラーリングを採用。フロント・グリルの内部にはエアベントとエンジン用ラジエーターの間に電動調節式のエア・シャッターを設けることで、エンジン温度の最適な制御、車両の空気抵抗の低減、車両のエアロダイナミクスを10%改善した。

 インテリアでは、センター・ダッシュボードに、マルチタッチ機能付きの8.4インチのタッチコントロール式高解像度ディスプレイを装備した新しいインフォテインメント・システムを採用。Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応した。センター・コンソールも再設計し、高級なウッド素材を潤沢に使用。オーディオの音量やインフォテインメント・システムの基本機能を操作できるダイヤル式のロータリー・コントロールを装備した。フロントとリアのドア・パネルは、ウッドインサートで仕上げている。

 また新しいトリム戦略のもと、2種類の独創的なインテリア・トリム・オプション「グランルッソ」と「グランスポーツ」を導入。ラグジュアリー性とスポーツ性を強調することにより、マセラティのアイデンティティを鮮烈にアピールしていく。

 先進安全機能パッケージでは、新たなオプションとして、ストップ&ゴー機能を備えた「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」や、車両が意図せず車線を越えた場合にドライバーを警告する「レーン・デパーチャー・ワーニング(LDW)」などを用意。

 エンジンは、マセラティとフェラーリが共同開発した3.8リッターV8エンジン(クアトロポルテ GTS)と3.0リッターV6エンジンを採用。製造は、イタリア・マラネッロにあるフェラーリの高性能エンジン工場で行われる。エンジン・レンジはEuro 6規制に適合しており、従来のEuro 5適合エンジンと比べ、パフォーマンスはそのままに、排ガスと燃料消費量が最大12%低減した。

 「クアトロポルテ GTS」に搭載されるフラッグシップの3.8リッターV8ツイン・ターボ・エンジンは、最高出力390kW(530ps)/ 6,800rpm、最大トルク650Nm / 2,000rpm - 4,000rpmのパフォーマンスを発揮。静止状態から時速100kmまで4.7秒で加速するマセラティ史上最も優れた加速性能を持つ。一方、3.0リッターV6ツイン・ターボ・エンジンは、従来より出力が20hpアップして最高出力は350hp、最大トルクは500Nmを生み出す。時速100kmまでの加速は5.6秒、最高速度は時速267kmを達成。燃費も10.9km/Lと、クアトロポテ史上でも最も優れた値を実現し、CO2排出量も 212g/kmを達成した。

 車両本体価格は、「クアトロポルテ」が1,206万円〜、「クアトロポルテS」が1,406万円〜、「クアトロポルテSQ4」が1,509万円〜、最上級モデルの「クアトロポルテGTS」は1,946万円〜(いずれも税込)。マセラティでは、21日と22日に全国のマセラティショールームにてデビューフェアを開催する。