アンネ・フランク 写真:Universal Images Group/アフロ

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 ユダヤ人少女アンネ・フランクが綴った名著「アンネの日記」の出版秘話を描く新作「Keeper of the Diary(原題)」の映画化権を、スタジオ各社が争奪戦を繰り広げた末に米フォックスサーチライトが勝ち取った。

 アンネは、ナチスドイツ占領下のオランダ・アムステルダムで隠れ家暮らしをしていたが、強制収容所に連行され15歳で亡くなった。米Deadlineによれば、脚本家サム・フランコ&エバン・キルゴアが執筆した本作は、家族を失いただ一人生き延びたアンネの父オットー・フランクが、「アンネの日記」の出版社を見つけようと奔走していたとき、タイピングを習得した出版社ダブルデイの新人編集者バーバラ・ジマーマン(結婚後エプスタイン姓に)と出会い、2人で出版への道を切り開いていく過程を描く。

 「アンネの日記」は1947年に出版されて以来、世界各国語に翻訳され、何度か映画化もされている。ちなみに、エプスタインは「アンネの日記」刊行後、ダブルデイの伝説的編集者となり、また文芸誌「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」を創刊した。

 「Keeper of the Diary(原題)」は、パラマウント・ピクチャーズやアンブリン・エンターテインメント、スタジオカナル等、スタジオ5社が入札していたとのこと。執筆したフランコ&キルゴアは、第2次世界大戦時に日本海軍から攻撃を受けたジョン・F・ケネディのPTボートを描く新作「Mayday 109(原題)」を手がけている。