あなたは知っていた? 食に関する衝撃の事実11選

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食事を目の前にして、「これはどんな道のりを経て自分の元に届いたのだろう?」と思うことは、皆さんにとってはほとんどないだろう。多くの人は、朝食は通勤中に掻っ込み、昼食は自分のデスクで済ませ、疲れ果てて帰宅後にテレビを見ながら夕食をとる生活を送っている。

そんな読者の皆さんが、次に食事をとるときに思わず考えさせられてしまうような驚きの食に関する11の事実を、以下に紹介しよう。

1.野菜には勃起不全(ED)の軽減効果がある。米ジョージ・ワシントン大学医学・健康科学部の非常勤准教授、ニール・バーナード博士によると、食生活を野菜中心に切り替えた多くの患者がバイアグラの服用をやめ、性生活を向上できたという。同博士は「バイアグラは血管拡張剤にすぎない。言い換えれば、肉やチーズ、卵の影響を中和する効果があるということだ」と説明している。

2.ロサンゼルス・タイムズによると、ハンバーガー1個を作るために必要な水の量は約2500リットルにも上る。節水を気にかけている人は、ハンバーガーを野菜原料のベジバーガーに切り替えれば、同時に健康のためにもなるだろう。

3.ハフィントン・ポストによると、米国では鶏肉の99.9%、豚肉の95%、牛肉の78%が工場方式の畜産飼育で生産されている。米国産肉のパッケージに草原で幸せそうに草をはむ家畜が描かれていたとしたら、それは恐らくうそだ。

4.タイ産のエビは、驚くべき割合が奴隷労働で殻むき処理されている。AP通信は米国務省のデータとして、同様の手法で海産食物が処理されている国は世界で55か国に上ると報じている。世界でエビの殻むき処理を担う労働者の9割が女性だ。

5.米食品医薬品局(FDA)によると、米国で使用される抗生物質の約7割が工場式畜産の家畜に使われている。これは病気になりたくない人(つまり私たち全員)にとって恐ろしい事実だ。「スーパーバグ」と呼ばれる多剤耐性菌は近年、抗生物質への耐性を強めており、人々の健康を脅かしている。

食と健康に関する情報を発信する活動家で作家のバニ・ハリによると、工場式畜産では業者の多くが家畜の肉付きを良くするために抗生物質を投与し、スーパーバグを生む危険性を高めている。ハリはこの慣例によって「数百万人の命が危険にさらされている」として、消費者に対し、抗生物質を繰り返し投与された家畜の製品を買わないよう呼び掛けている。

6.将来、農場での畜産ではなくバイオテクノロジーで培養された肉が食卓に上る日が来るかもしれない。2013年には世界初の人工肉で作られたバーガーが世界に公開されている。

7.米国で売られるサーモンの43%が虚偽表示であることが、環境保護団体オセアナの調査により明らかになっている。これらの魚は実際にはサケではなく、別種の魚をピンク色に着色しサーモンに見せかけたものだった。

8.肉食に偏った食習慣がもたらす温暖化ガスの量は、自動車と飛行機を合わせたものよりも多い。たとえあなたが電気自動車を運転していたとしても、同時にハンバーガーを食べているようだったら、自分の行いに満足はできないだろう。

9.世界保健機関(WHO)はハムやソーセージなどの加工肉を発がん性物質に指定した。肉食を避ければ、自分の健康と環境を同時に救うことができる。

10.コーネル・クロニクルによると、世界で生産される穀物の4割近くが人間ではなく家畜によって消費されている。米国ではこの割合は5割を超えており、家畜に与えられる穀物を人間に振り分ければ8億人を養える計算になる。

11.動物愛護団体アニマル・イクオリティによると、年間560億頭以上の家畜が人の手で殺されている。これには魚介類は含まれない。地球人口が約70億人であることを考えると、これは膨大な数だ。

人々に食以上の幸せをもたらすものは少ない。筆者もかつて、何も考えずにただ好物に舌つづみを打っていたことがあった。だが、私たちの日々の行動には常に深刻な代償が付きまとう。食に関しては特にそうだ。もしあなたが気候変動や水不足、健康、動物愛護に真剣に取り組みたいのであれば、食べ物を口にする前にいったん止まって考える習慣をつけるべきだろう。