今なおイラク北部やシリア国境沿いで活動を続ける過激派組織ISIS(通称「イスラム国」)が、爆弾を搭載するドローンを実戦投入していることが明らかになりました。

ISIS modifying drones to drop bombs | Daily Mail Online

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4117940/ISIS-modifying-home-drones-drop-bombs-troops-say-Mosul-DAY.html

The Drones of ISIS - Defense One

http://www.defenseone.com/technology/2017/01/drones-isis/134542/

ISISは戦闘の最前線では、敵の部隊を偵察するためにドローンを使っていました。このため、ISISとの戦闘地域では毎日のようにドローンが見つかっており、ドローンを迎撃する様子がムービーでアップロードされるなど、ISISがドローンを戦闘に利用してきたこと自体は特別なことではありませんでした。

Moment 'ISIS operated drone' shot down by peshmerga forces

その後、2016年10月にイラク北部の町で戦闘を続けていたクルド人部隊とフランス軍兵士がISISのものと見られるドローンが墜落しているのを発見し中身を調べていたところ突然、爆発して2名が死亡、2名が負傷するという事件が起こりました。それまでにもISISは爆弾を積み込んだトラックを敵に突撃させる「自爆テロ」型の攻撃を多用していましたが、ついにドローンを爆弾代わりに悪用したというわけです。なお、この爆弾ドローンはAmazonでも購入できるコンシューマー向けモデルだったとのこと。

そんな中、2017年1月4日にイラク兵士がISISのテロリストから4機のドローンを押収したところ、ドローンは手榴弾やプラスチック爆弾などの爆弾を投下できるよう改造されていることが発覚しました。

この爆弾投下ドローンもやはりコンシューマー向けモデルで、機体の下に筒状の爆弾ホルダーが確認できます。

#ISIS drone modified to drop small explosives like rifle grenades. Mitch Utterbackさん(@mitchell.utterback)が投稿した写真 - 2017 1月 7 11:55午後 PST








なお、ISISがドローンを爆弾運搬用に使う事はある程度想定済みであり、すでに対策も出ている模様。ISISがコンシューマー向けモデルを改造したドローンを使っていることから、比較的簡単に操縦を妨害することが可能で、ドローンの制御系を乗っ取ることでISIS部隊に爆弾を落下させる自爆作戦なども考案されているようです。