加藤諒は、出来内満太郎の衣装姿でインタビューの応じてくれた

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加藤諒が「で〜きた」(毎週火曜朝9:00-9:10、NHK Eテレ)に出演中。デキナイ小学校に通うおうすけ君(田代輝)の失敗してしまった行動を振り返り、なぜできないと困るのかを考えることで、子供たちが必要なマナーや集団行動などの社会的スキルを、分かりやすく自発的に学んでいく教養番組だ。

【写真を見る】できないことをできるようになるヒントを教えてくれるヒーロー・デキナイヲデキルマン/(C)NHK

加藤は、学校で働きながら子供たちの“できない”を観察しているお兄さん・出来内満太郎と、彼が変身した姿で、できないことをできるようにするこつやヒントを与えるヒーロー・デキナイヲデキルマンを演じている。番組の放送が後半に差し掛かった現在の心境を加藤に語ってもらった。

――あらためて、デキナイヲデキルマンというキャラクターに決まった時の気持ちを教えてください。

教育番組のメインキャラクターを演じさせていただけるという話がきた時、本当に僕で大丈夫なんだろうかという気持ちはありました。「子供たちに受け入れてもらえるのかな?」という不安があったんですよ。その後、衣装合わせで“どぎつい”キャラ・デキナイヲデキルマンと出合って、「これ大丈夫!?」って心配がより膨らんだんです(笑)。

ところが最近、小さな子供たちと共演する時など、「あっ! デキナイヲデキルマンだ!」と言ってもらえるようになって、インパクトのあるビジュアルのおかげだなと思いました。でも、僕のいとこの子供には「こわーい」と泣かれてますけど(笑)。

――演じる上で気を付けていることなどありますか?

満太郎は普通のお兄さんなので、ちゃんと子供たちにも伝わるように分かりやすいお兄さんを演じています。デキナイヲデキルマンはヒーローキャラクターを演じているだけではなく、登場のダンスの振り付けを変えてみたりなど、いろいろ遊ばせていただいています。

ダンスの振り付けを担当されているレ・ロマネスクのTOBI先生が、「アレンジを加えてもいい」と言ってくださったんです。「加藤諒=ダンスのキレ」だと言っていただくことが多いので、その“キレ”を大切にした振り付けを毎回考えて、ラストのパートに組み込んでいます。

――デキナイヲデキルマンは、マナーができるようになるためのヒントを教えてくれるヒーローですが、加藤さんはマナーができていない人に対して声を掛けたりしたりしますか?

あります。例えば「食事中のマナー」ですが、僕は音を立てて食べる人が苦手なんですよ。そういう方と食事をしていると、「くちゃくちゃいってるよ」って言っちゃうんですよね(笑)。

――小学生の頃にできなくて困ったエピソードがあれば聞かせてください。

あまり勉強ができなかったです。小学生の時に「100点を取らないと夏休みに入れない」というテストがあったんです。それが合格できなくて、夏休み中も学校に行っていたことがありました(笑)。漢字は2、3回でクリアできたんですけど、算数がどうしてもできなかったですね。

あと子役をやっていたので、あいさつは周りからすごく注意されました。でも、僕はすごく人見知りで、あいさつの声がすごく小さかったり、なかなか言えなかったりしていたんです。なので、マネジャーさんから「大きな声であいさつをしましょう」と背中を押されてました。次第に「おはようございます!」と言えるようになっていきましたね。

――これまでの放送で、加藤さんの印象に残っているテーマを教えてください。

困っている友達に声を掛けてあげられないというテーマだった「だいじょうぶ?」の回('16年12月6日放送)は、印象に残っていますね。僕も困っている人がいる時に、勇気が足りなくてなかなか声を掛けてあげられなかったりするんです。

臆病にならず一歩踏み出してみるということは、子供だけではなく大人もあらためて学ばなくてはならないものでした。

――今後、楽しみにしているテーマはありますか?

まだ収録はしていないんですが、番組のラスト2回のテーマが「ありがとう」(2月21日放送予定)と「ごめんなさい」(3月7日放送予定)なんです。そのタイトルを見ただけで終わりが見えているようで泣けてきちゃいますよね。なので、収録がすごく楽しみです。みんな泣いちゃうんじゃないかな(笑)。

――加藤さんが思う「小学生からできるようになっておいた方がいい」ということは何でしょう。

あいさつはやっぱりコミュニケーションを取る上で最も大切なツールですね。人と出会って一番最初の入り口なので、そこがしっかりしていないとイメージが悪くなるじゃないですか。しっかりとしたあいさつというのは、大事にしなければいけないと思います。

それと大切だと思うのは、マナーとは違いますが、どんなことがあっても「人を見下してはいけない」。“謙虚な心”を忘れないでほしいですよね。

――そういった“謙虚な心”を身に付けるには、どうしたらいいでしょうか?

さまざまなことに挑戦してほしいです。勝ち戦ばかりではないでしょうし、負けることも多いでしょう。でも、負けることが大切で、そこから“謙虚な心”というものが生まれてくると思うんですね。

“負け”という言葉はマイナスなイメージがあるかもしれないですが、僕は負けがあるから次があるし、成長できると考えています。なので、敗北というものを味わうことは大切ですね。

――最後に番組を見ている人、今後見てみようという人にメッセージをお願いします。

子供だけではなく大人の方にも見ていただきたいです。僕もですが、大人になってもできていないマナーって多いんですよ。大人の場合はできていないことが日常化してしまって、自分ができていないことに気付いていないんですね。

この番組は子供に向けた放送ですが、大人に対してもメッセージが込められています。ぜひ、老若男女問わずに見ていただけたらなって思います。「できないに気付けば、かならずできる!」ですね(笑)。