交通渋滞は世界各地の大都市に存在するストレスの1つだと言えるが、それでも都市によって渋滞の程度には大きな差がある。中国メディアの今日頭条はこのほど、東京は北京よりも自動車が多いにも関わらず、なぜ渋滞が発生しないのかというテーマについて論じている。(イメージ写真提供:(C)Nataliya Hora/123RF.COM)

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 交通渋滞は世界各地の大都市に存在するストレスの1つだと言えるが、それでも都市によって渋滞の程度には大きな差がある。中国メディアの今日頭条はこのほど、東京は北京よりも自動車が多いにも関わらず、なぜ渋滞が発生しないのかというテーマについて論じている。

 最初に記事は、東京の面積は北京の8分の1であるのに対し、人口密度は北京の5倍、動力機関を備えた車両の数は北京が561万台であるのに対して、東京は442万台だと紹介。「これほど自動車と人口が多く、面積が小さい東京はなぜ渋滞しないのか?」と問いを提起した。

 記事はこの答えとして、「東京は地下鉄交通が発達している」という点を指摘、「合理的に計画された路線がすき間なく東京の地下を走っており、その密度は少なくとも北京の2倍以上はある」と称賛。東京都民が外出時にまず選ぶ交通手段は地下鉄だと説明し、なぜなら乗り換えることにより東京のほとんどの場所に出かけることができ、しかも渋滞の心配がないからだとして、東京の地下鉄の利便性を絶賛した。

 また別の理由として、東京では渋滞対策が効率的に行われており、駐車場が数多く存在することや、北京と違って各主要道路をつなぐ脇道が存在していること、またタクシーの運転手たちがこうした脇道に精通していることも東京に渋滞がない理由の1つだとして称賛した。

 さらに記事は、「日本人はどんな物事においてもルールを重んじる性格である」とし、交通ルールを守る日本人ドライバーのマナーが交通効率を高めていると絶賛。そのため東京では基本的に警察官が交通指揮をとる姿を見ることは稀と説明し、北京のみならず中国の各都市と東京の差は本当に大きいと指摘。中国が東京に見倣えば、中国の都市でもいつか渋滞がなくなるかもしれないと論じた。

 中国の場合、警察官が毎日渋滞が発生する時間帯に交差点の中央に立ち、交通指揮を執る姿を見かけることができる。中国人のドライバーたちにとって信号が赤に変わった数秒以内は直進できる許容範囲のようだが、このような「自分の都合だけを考える」傾向が、中国の交通渋滞を生み出す要因の1つとなっているのは間違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Nataliya Hora/123RF.COM)