Doctors Me(ドクターズミー)- 絶対NG!間違った薬の飲み方&使い方とは?薬剤師が警告する薬の危険性

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みなさんは、病気や怪我をして薬を処方された時、用法用量を守り正しく使用していますか?

医師の指示通りに薬を服用、使用しないと、どのようなリスクが発生するのでしょうか。

今回は薬剤師の吉澤先生に間違った薬の扱い方、起こりうる危険性を解説していただきました。

間違った薬の扱い方1:内服薬


使用期限が切れた薬を服用する


食品に賞味期限があるように薬にも使用期限があります。

賞味期限を過ぎて劣化した食品を食べると腹痛や下痢などを起こす可能性があるように、使用期限が切れた薬を服用すると何らかの健康被害を起こす可能性があります。

使用期限が過ぎた薬は化学反応を起こし分解、変質し本来の薬効を失っている可能性があるため、服用は避けてください。

他人の処方された薬を服用する


医師は診察に基づき、患者の体質などにあった薬を処方しますし、同じ症状でも人によって原因が異なることもあります。表面的に同じ症状でも他人の処方薬は、自分にとっては適切な薬じゃない場合もあります。

また、体質に合わず薬剤アレルギーやアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるので、他人の処方された薬の服用は避けてください。

高温多湿で保管した薬を服用する


薬にはそれぞれに適した保管法があり、一般的に薬は、高温多湿は避けて保管します。

薬は化学物質であり高温多湿の環境下では分解、変質し本来の薬効を失ってしまう可能性があるので服用は避けて下さい。

指定された時間に服用せずまとめて飲む


薬の服用時間にはそれぞれ意味があります。決められた用法通りに服用することで薬の効果を最大限に引き出すことができます。

また、用法を守らずに服用すると効果がでない薬もありますし、まとめて服用などすると重大な副作用がでる危険もありますので、薬の服用時間はしっかりと守りましょう。

空腹時での服用


食直前に服用するべき薬の一つに糖尿病治療薬である糖の吸収阻害剤があります。

糖の吸収阻害剤を空腹時に服用すると低血糖が起きる危険があります。

間違った薬の扱い方2:外用薬


長時間湿布を貼ったままにする


一般的に湿布剤は、1日2回貼付または、1日1回貼付と用法が指示されています。長時間、貼ったままにすると皮膚炎を起こす危険がありますので、湿布薬ごとに決められた用法に従ってください。

いずれの場合も4〜6時間程度が目安で、1日2回貼付する場合でも一度はがして肌を休ませることを忘れないようにご使用ください。

塗り薬を手を洗わず使用する


炎症がある患部は、細菌感染などを起こしやすい状態にありますので、必ず手を清潔にしてから薬を塗るようにしてくだい。

また、手から塗り薬に雑菌などが混入し、不潔になることを防ぐ意味もあります。

直射日光を避ける塗り薬にも関わらず日差しを浴びてしまう


塗布した後に直射日光を避けるように指示がある塗り薬は、直射日光に当たることで赤みや痒みなどの炎症が起きる危険があります。

もしも直射日光に当たってしまったら、経過を見て、炎症や症状の悪化があれば医師や薬剤師に相談してください。

使用前に保湿をしない


塗り薬の中には、使用前に保湿をして使用しないと赤みやかぶれが出てしまうものがあります。塗り薬は塗ればよいと思われがちですがそうではありません。

特に処方薬の塗り薬では使用法が細かく決められているものが少なくありません。薬剤師からの説明をよく聞いてご使用ください。

間違った薬の扱い方3:目薬


使用期限が切れた目薬を使用する


容器に表示されている使用期限は未開封での期限です。一度開封したものは、1カ月を目安に使用を中止してください。

開封後、1カ月経過すると衛生的にもよい状態が保てないため目に悪い影響を及ぼす可能性があります。

使用を継続する必要がある場合は、新しいものをご使用下さい。

目薬を適切な保管場所で保管しない


目薬によって保管場所が、冷蔵庫や暗所などと指定されているものがあります。正しい保管場所を守らないと有効成分が分解されたり、変質してしまい効果が落ちてしまう可能性があります。

目薬の先端を目の粘膜に触れて点眼している


目薬に雑菌や皮脂、涙などが混入し清潔な状態を保てなくなります。目の周りにつかないように使用して下さい。

目薬の共有


家族間で目薬を共有しているという患者さんがいましたが、感染症などの眼病がうつる可能性があるので絶対に目薬の共有は避けるようにしてください。

最後に吉澤先生から一言


薬は、正しい用法用量で使用してこそ効果を引き出すことができます。用法用量を無視した使い方は、薬による健康被害を起こす危険性がありますので、用法用量はしっかりと守って使用してください。

また、薬は正しく保管し劣化や変質を防ぐようにしましょう。

(監修:薬剤師 吉澤恵理先生)