毎年のオートサロンでは、出展車を8つの部門にわけ、来場者などの投票によって優秀賞、最優秀賞を決める「東京国際カスタムカーコンテスト」が行なわれています。

そのインポートカー(輸入車)部門で最優秀賞に選ばれたのは、滋賀県にあるスタジオアリカの製作したポルシェ911でした。

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世界にひとつだけのクルマを作る! をモットーに車両製作を行なっている同社。その代表の舟橋 彰さんは、オートサロン育ちといっても過言ではないビルダーなのです。

舟橋さんが初めてオートサロンに車両を展示したのは、16年前だといいます。そして、その頃はまだ学生だったというのです。

学生でオートサロン? と不思議になりますが、舟橋さんの出身校を聞けば納得。東京オートサロンに学生が製作したカスタムカーを展示することで、おなじみとなったNATS(日本自動車大学校)の4期生で、カスタマイズ科で学んでいたというのです。

今回のカスタムカーコンテストではNATSの製作したクルマは残念ながら選ばれませんでしたが、卒業生が最優秀賞に選ばれたことを「先生たちも喜んでくれました」と舟橋さん。カスタム業界で活躍するために学び、結果を出したというわけです。

そもそも舟橋さんがカスタムカーの業界に入ったのは、学生時代にオートサロンに出展した際に近くにいたビルダーの方と知り合い、そのガレージに入ったことに始まるといいます。まさにオートサロンで育ったビルダーが、頂点を極めたのです。

35周年の東京オートサロン、それだけ歴史を重ねてきたということを実感する出来事でした。

(写真と文 山本晋也)

【東京オートサロン2017】35周年のオートサロン、ここで育ったビルダーがカスタムカー最優秀賞を獲得(http://clicccar.com/2017/01/17/437232/)