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みずほ銀行は1月16日、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と連携し、八重洲口支店のFinTechコーナーに顧客の資産運用の相談に対応する3種類のコミュニケーションロボット(Pepper、Sota、NAO)を設置、デモンストレーションを公開した。

みずほフィナンシャルグループ インキュベーションPT シニアデジタル トラジストの松井史歩氏は、コミュニケーションロボットを設置した目的について、「今回は、ロボットにお客さまを認識させることで、そのお客さまに合わせた資産運用を提供することを考えている。将来的には、人に代わって、ロボットが受付、コンサルティング、窓口業務を提供することまで見込んでいる」と説明した。

みずほ銀行は既に2016年2月に、支店に配置したPepperとIBM Watsonを連携させて、宝くじに関する照会応対を開始することを発表するなど、ロボットを活用したおもてなしの実現に向け積極的に取り組んでいる。

一方、今回「ロボット&IoTプラットフォーム」を提供したCTCのイノベーション推進室 シニアマネージャーの松崎雅浩氏は、次のように語った。

「当社としては、今後、人口が減少する中、ロボットを積極的に活用することを考えている。具体的には、複数の特徴が異なるロボットを連携させることで、大きな価値を生み出したい。これを実現するため、ロボットの違いを吸収する『ロボット&IoTプラットフォーム』を開発した。このプラットフォームを利用すれば、1つの画面で異なるロボットを統合管理することもできる」

CTCはロボットの企業利用を研究するCTCの検証施設「RoBo-LAB」を有している。「RoBo-LAB」では、コミュニケーションロボットのビジネス利用を具体的に検討されている顧客を対象に、ロボット導入の企画検討の支援から、利用場面に応じた各種ロボットのデモンストレーションや機能の確認、ロボットアプリケーションの開発を行う。

具体的には、Pepper、Sota、NAOの3体が掛け合いを行い、顧客の年齢に合わせて、NISAのお得な話」「海外の金利動向」、「将来のお金の準備」など、資産運用の話を連携して案内する。

デモのシナリオは次のとおりだ、来客に気づいたPepperが呼びかけ、それに応じて来客がPepperの頭をなでると、接客が開始される。次に、Pepperの呼びかけに応じて、Sotaが顧客の名前と年齢を確認する。名前は顧客がタブレットで入力し、年齢はSotaが予想する。Sotaが予想した年齢に応じたテーマの資料がモニターに表示され、Pepperが説明を行う。その後、Naoがクイズを行い、回答に応じて、3体が会話を行う。入出力のデバイスは、タブレットとモニターの2種類が用いられる。

デモンストレーションを見て感じたことは、3体の連携に間があることだ。この点については、両社も理解しており、CTCは今後、プラットフォームの改善を行っていくという。

今回、Pepper、Sota、NAOを選択した理由について、CTCの松崎氏は「いずれも名が通ったロボットであり、ユーザーのニーズを考えてのこと。実際、当社のお客さまからの問い合わせもPepperに関するものが多い。また、サービスを提供するに当たってのサイズも考慮している。例えば、Sotaは受付の机の上に置くことを想定している」と話していた。