ハワイと勝新伝説

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1990年のお正月はある事件がワイドショーを騒がせました。俳優、勝新太郎がハワイへ入国しようとした際に、パンツの中にコカインと大麻を隠し持っていたとして逮捕されたのです。

記者会見の名言

お正月のハワイといえば芸能人です。成田空港のロビーで、ハワイへ向かう芸能人を直撃するのはお正月の風物詩といえるでしょう。勝新太郎もまたハワイでお正月を悠々自適に過ごすものと思いきや、1990年1月16日に、違法薬物所持の現行犯で逮捕されてしまったのです。勝新太郎は、「誰が入れたかわからない、勝手に入っていた」といった主張を行いますが、これはどう見ても無理があるというものでしょう。ですが、現地の記者会見では「もうパンツはかないよ」と述べ、笑いを誘いました。もちろん、行った行為は違法行為ではあるのですが、勝新太郎の豪傑さとあいまって、どこか憎めないようなところがあったのも確かです。

損害賠償が莫大

ですが、記者会見で謝っただけでことは済みませんでした。お正月からオンエア予定だったキリンビールのCM『ラ党の人々』は放送中止となってしまいます。これはCMの中でドラマが展開してゆくもので、演出につかこうへいを起用し、1年間を通してオンエアの予定でした。ですが、一度の事件ですべてがおじゃんとなってしまったのです。芸能人の不祥事の影響の大きさがうかがい知れるエピソードです。