17日、国連事務総長を昨年末に退任、韓国に帰国し次期大統領選出馬への意欲をみせている潘基文氏が、早くも激しいバッシングに遭っている。写真は韓国忠清北道にある潘基文氏の生家。

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2017年1月17日、国連事務総長を昨年末に退任、韓国に帰国し次期大統領選出馬への意欲をみせている潘基文(パン・ギムン)氏が、早くも激しいバッシングに遭っている。

騒動の発端となったのは15日、潘氏が自身の故郷・忠清北道陰城郡にある社会福祉施設を訪れボランティア活動を行った際に撮られた1枚の写真だった。潘氏は施設に入所する高齢女性の食事介助を行い、かゆをスプーンで女性の口に運んでいたのだが、この様子が各メディアで報道されるとネット上で疑問や批判の声が相次いだ。

現職看護師だというあるネットユーザーは、女性がベッドに横になった状態で食事をしている点に注目、「気道が詰まりかねず、高齢者は物をうまく飲み込めないことがあるため危険な行動だ」と指摘した。また、介助する側の潘氏がスーツの汚れ防止用とみえる前掛けをしている一方、女性には前掛けやよだれ掛けがなかったことについて「単なる政治ショーだ」との批判も相次いでいる。

「潘基文よだれ掛け騒動」との語が韓国ネットをにぎわす中、17日には「潘基文の退酒盞(テジュジャン)事件」と題した短い投稿動画がSNSなどで一気に広まった。14日、父親の墓参りをした潘氏が、一般に墓にささげまくのが正しいとされる退酒盞と呼ばれる酒杯の酒を、自分で飲んでしまう姿が収められていたのだ。この潘氏の「常識外れ」の行動に、ネットユーザーからは「ここまでくると奇行」との厳しい声も上がった。

退酒盞事件については一部「儀式を終えた後、直会(なおらい)で酒を飲んだのではないか」と潘氏を擁護する声もあったが、相次ぐ騒動にネットユーザーからの批判はなかなか収まらない。騒動を報じた記事には「終わりだね」「こんな常識のない人間は大統領選に出るな」「これは朴槿恵(パク・クネ大統領)よりひどい」「基本的な礼儀も学んでなかったんだね」「慣れないことをするからだよ」といったコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/吉金)