(写真提供=KLPGA)

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日本女子プロゴルツアーの2017年シーズンは3月2日の「ダイキンオーキッドレディス・トーナメント」から始まるが、シーズンの開幕に向けて今から精力的なトレーニングを積んでいる韓国人選手がいる。

今季から日本ツアーへの参戦が決まっているユン・チェヨンだ。

韓国の複数のメディアによると、ユン・チェヨンは年明け早々から韓国国内で合宿を開始。朝5時半に起床、午前中はウェイトトレーニングと水泳などで体力作りに励み、午後からクラブを握って打ち込み、夜は夜間スキーで足腰を鍛えているという。

テレビ局『SBSゴルフチャンネル』などは、「歯を食いしばるユン・チェヨン、“新年は日本ツアーにオールイン”」と報じているほどだ。

まだ日本ツアーで結果を残していないのに韓国メディアがここまで大きく報じるのは、それだけユン・チェヨンが韓国国内で人気者である証と言えるだろう。

身長172センチの長身スレンダー美女でもある彼女は、ファンやメディアはもちろん、スポンサー(ハンファ)からも長く愛されてきた。

旧知の韓国人カメラマンも「彼女は一見するとファッションモデルのようでもある。しかも、どう見たって“ナチュラル美人”。奇跡の8等身だよ。日本でも高い注目を集めるはず」と太鼓判を押すほどだ。

(参考記事:韓国人カメラマンが追い続けた女子ゴルフ界の“8頭身美女”ユン・チェヨン成長の記録21連発!!

実際、ユン・チェヨンは韓国女子ゴルフ界を代表する“美の代名詞”として長く活躍してきた。

KLPGAでは2009年から、賞金上位60位以内の選手(海外ツアーで活動中の選手は除外)のなかから毎年、メディアやスポンサー関係者、KLPGA会員などの投票によってKLPGA広報モデルというものを選んでおり、「KLPGA広報モデル・グラビア」は毎年話題になるが、ユン・チェヨンは第一期から8年連続で選ばれているのだ。

それは歴代最多の記録でもある。KLPGA広報モデルには現在日本で活躍するイ・ボミやキム・ハヌルはもちろん、アン・シネなど韓国美女ゴルファー“神セブン”たちも多く選ばれているが、毎年のように選ばれてきたのはユン・チェヨンだけなのだ。

ただ、そんなユン・チェヨンも “優勝”というタイトルとはなかなか縁がない。

優勝争いに絡むことは多かったものの、KLPGAで優勝したのは2014年7月の「済州サムダス女子オープン」のみ。プロ160戦目での初優勝であり、それ以降、2度目の優勝は手にできていない状況なのだ。

そんな彼女がなぜ日本進出を選んだのか。本人は韓国メディアに「変化が必要だった」と語っているが、その決断を促した背景には昨年4月に招待出場した「ヤハマ・レディ葛城」の経験もあったはずだ。

優勝こそあと一歩のところで逃したものの3位の成績を収めた彼女は、以前筆者と行ったインタビューでも言っていた。

「ギャラリーが多くて、マナーも良くて、本当に雰囲気が良い印象がありました。選手の立場からすると、試合をしていて本当に楽しかった。ゴルフの試合をしに行ったのですが、なんというか、とても楽しめたという気持ちでした。4月に日本でプレーしてみて、改めて日本に行ってみたいという気持ちが生まれました。もし機会があったら行きたいですね。」

韓国メディアにも同じようなことを語っており、「ルーキー時代以来のワクワク感がある」とも語っているユン・チェヨン。

その一方で、「背水の陣で挑む覚悟」だとも語っている。

「プロ13年目にして新たなツアーに移るわけですが、緊張しないと言えばウソになります。新しい挑戦ですから何か期待感でワクワクしている部分もありますが、年齢も年齢ですから、背水の陣で挑まなければならないでしょうね。これが“最後の勝負”という覚悟で挑みたいです。もちろん、目指すは優勝です」

韓国では“フェアウェイのファッションモデル”という異名を持つユン・チェヨン。韓国では毎試合ごとにメディアやファンたちが投票で決める「今週のベストドレッサー賞」というものがあるが、彼女はその常連であるだけではなく、「現役の女子プロが選ぶベストドレッサー」という禁断のアンケートでも、堂々の1位に輝いている。

最近の韓国にはゴルフ通も唸る “マニアック・フォー”と呼ばれる人気先行型の美女ゴルファーも多いが、ユン・チェヨンはゴルフの実績も申し分ない。

1987年生まれの彼女はアマチュア時代に国家代表常備軍入りを経験し、18歳でプロデビュー。2006年から11年間、KLPGAツアーでシード権を保持してきた。

それだけに日本でもきっとフェアウェイを華やかに彩ってくれるに違いない。その優雅さとは対照的なハードトレーニングを積んで日本にやってくる日が、今から楽しみだ。

(文=慎 武宏)