キュートなファッションも本作の魅力の1つ (C) 2015 Lily Harding Pictures, LLC All Rights Reserved.

写真拡大

 人気作の続編「キングスマン:ザ・ゴールデン・サークル(原題)」では悪役に挑戦するオスカー女優ジュリアン・ムーアが、「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ、「マグニフィセント・セブン」(1月27日公開)が控えるイーサン・ホークと共演したハートフルコメディ「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」について語った。

 「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」での熱演が記憶に新しいムーアが本作で演じるのは、作家志望の文化人類学者ジョン(ホーク)の妻で、仕事一筋の大学教授ジョーゼット。家庭をかえりみず仕事に没頭するジョーゼットはジョンに“鬼嫁”扱いされたあげく愛想をつかされて離婚するが、数年後、ジョンの再婚相手マギー(ガーウィグ)の“夫を前妻に返す”という計画に巻き込まれていく。

 監督・製作・脚本を手がけるレベッカ・ミラーとは「50歳の恋愛白書」でもタッグを組んでいるムーアは「彼女からこの役をやってほしいと送られてきた台本を読んで、とても楽しくなったわ。なぜって、この役はとてもユニークで興味深いもので、面白かった。それに、撮影がニューヨークで、自宅に近いということもあった」と振り返る。撮影においては、ミラー監督から即興での演技を求められることもあったといい「夢中で演じたわ。でも、彼女は言葉をとても大事にする人だから、コメディを演じていても言葉を尊重するように心がけた」とセリフの1つひとつにもこだわりを持って取り組んだ。

 本作では、主人公マギーが“恋敵”であるはずのジョーゼットに敬意を抱き、さらに「ジョーゼットはまだジョンを愛しているはず」と考え、よりを戻させようとしたことから奇妙な三角関係に発展する。猪突猛進型のヒロイン、マギーの計画は一見すると突拍子もないもののように思えるが、ムーアは「(本作は)現実に起きていることを掘り下げようとしている」と考察する。「相手が再婚して、(再婚相手に)子どもたちの面倒もみてもらうというようなことは、よく耳にするわ。そうすると、大抵こう言うの。『彼の再婚相手のこと好きよ。だって、子どもたちは彼女のことが好きだし、彼女は面倒見がいいの』って。子どもたちを育てるために協力し合って、新しい家族のあり方を作っていこうと模索している女性たちの関係性にも、関心を持ったわ。敵意に満ちた関係ではなく、ある種のパートナーにもなれるんだと思う」。

 おせっかいなヒロインとダメな夫、クールな前妻に扮したガーウィグ、ホーク、ムーアは、コミカルな掛け合いで作品に彩りをもたらしている。ムーアは、ガーウィグとホークに対し「2人は創造力に富んでいて、本物のアーティストだった。2人とも映画を作っているし、自分自身の視点からだけじゃなくて、作品全体を見ているの」と脚本や監督も手がけるマルチな才能を称賛した。

 「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」は、1月21日から全国公開。