13日、中国では、春節(旧正月)を控え、豚肉や蒸留酒の「白酒」の価格が急騰している。豚肉の小売価格はわずか数日で3割も値上がりした。写真は中国の市場。

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2017年1月13日、仏RFIによると、中国では、春節(旧正月)を控え、豚肉や蒸留酒の「白酒」の価格が急騰している。北京では、豚肉の小売価格がわずか数日で3割値上がりし、白酒の価格も急騰している。

北京青年報は11日、「春節を前に、豚肉価格が飛躍的に値上がりしている」と報じた。ある市民は10日、「5日前に市場で見た豚肉の値段は500グラム14元(約230円)だったが。今日はそれより3割も高い20元になっている」と話す。同紙は「今後さらに値上がりする見込みだが、大幅な値上がりはない」との予測を紹介している。

東方網は社説で「値上がりは危険な信号だ」と指摘する。8割方は春節に便乗した値上げで、いわば「火事場泥棒」のようなものだとし、「ただでさえ苦しい生活を強いられている中・低所得層にとって『春節』が『春劫』(劫は節と同音で「奪う」の意)になってしまった」と伝え、監督部門は何もせず、市民はただ鬱々(うつうつ)とするばかりで、「新年を祝う気持ちも台無し」と報じた。

新華社は、急激な値上がりの原因として、南部でハムなどの生産がピークにあり豚肉の需要が増したこと、北部で気温が下がり輸送や取引に影響が生じたこと、大企業が春節向け商品の準備を進めたこと、一部の養豚業者が故意に値段をつり上げたことの4点を挙げた。

台湾の中時電子報は12日、「中国本土では年越しに欠かせない白酒の値段も急上昇している」と報じている。高級酒として知られる茅台酒だけでなく、五粮液や瀘州老窖、汾酒、郎酒、西鳳酒など銘柄も軒並み値上がりしているという。(翻訳・編集/岡田)