米Appleは、アメリカの祝日「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デー」にあわせて、トップページをキング牧師の画像と言葉に差し替えています。ティム・クック最高経営責任者(CEO)も、Twitterでメッセージを発しています。

人種差別の撤廃に取り組んだキング牧師をたたえた祝日

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師は、1929年1月15日に生まれ、アメリカにおける黒人差別の撤廃に向け公民権運動に取り組み、ノーベル平和賞も受賞しています。
 
しかし、1968年4月4日、「私は山頂に達した」というスピーチの翌日、凶弾に倒れ、39歳の若さで亡くなりました。
 
アメリカでは、キング牧師の功績をたたえ、1月の第3月曜日を祝日としています。多様性に取り組む米Appleは例年、トップページにキング牧師の画像を掲げています。

トランプ次期大統領への反論とも取れるメッセージ

米Appleの公式Webサイトトップページに掲げられたキング牧師の言葉は、以下の内容で、排他主義的な発言を続けるトランプ次期米大統領のスローガン「make America great again(アメリカを再び偉大に)」を逆手に取り、反発や対立ではなく、融合と共生によってこそ国家は偉大になれる、というAppleからのメッセ―ジとも読み取れます。
 

Commit yourself to the noble struggle for equal rights. You will make a greater person of yourself, a greater nation of your country, and a finer world to live in.
 
「平等な権利のための高貴な戦いに身を投じなさい。そうすれば、あなた自身がより大きくなり、国家はより偉大になり、世界はより良い場所に変わるでしょう」

 
なお、昨年のホリデー・シーズンのCMでAppleは「心を開こう、誰にでも」というメッセージを発しており、この時もトランプ次期大統領の方針への反発ではないか、と話題になりました。

ティム・クックCEOもメッセージ

Appleのティム・クックCEOもTwitterで以下の書き込みをしています。なお、クックCEOは自身がゲイであることを明らかにした際、キング牧師の言葉を引用しています。
 


 

私たちは、正義と平等のために働き、それを実現したキング牧師を誇りに思います。「私たちは違う船でやってきた。しかし今は同じボートに乗っている」

 
キング牧師がもし存命なら、この日曜日で88歳。今のアメリカが進もうとしている道を、天国からどんな思いで見ているのでしょうか。

 
 
Source:Apple, Wikipedia
(hato)