「不幸だ」と語っていたジョージ・マイケル(出典:https://www.facebook.com/georgemichael)

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昨年のクリスマスに、ベッドの中で息絶えた姿を発見された英歌手ジョージ・マイケル(享年53)。多くの名曲を世に出し資産を築いたものの彼の人生に苦悩は多かったもようで、彼と関係のあった男性は「ジョージからは抗鬱剤に依存しやめられないと聞いていました」とメディアに語った。男性はジョージについて、「もしかしたら何か悪いことが起きるのかもしれない」―そんな嫌な予感がしていたという。

このほどメディアの取材に応じたのは、59歳のカルロスさん(Carlos Arturo Ortiz)だ。カルロスさんは過去にゲイサイトでジョージ・マイケルと知りあい、ホテルで対面。そこで関係を持ち、意気投合したという。

そのカルロスさんは、ジョージが死去したと知り抱いた気持ちをこう振り返った。

「クリスマスの日に遺体になって発見されるなんて、すごい偶然だと思いました。だってジョージは僕にこう言ったんです。クリスマスなんて大嫌いだとね。子供がいないからですよ。僕は、悲しいけれど彼が(薬物を)過剰に摂取した可能性があると思っています。」
「訃報にひどく動揺しましたが、驚きはしませんでした。彼は素晴らしい人で堅実なタイプでした。ですがとてもふさぎ込んでいたので、僕はいつか彼が自殺するのではないかと恐れていました。」

そしてジョージはカルロスさんに「抗鬱剤の服用がやめられない」と打ち明けていたのだそう。やめるために努力しつつも「僕は幸せじゃないんだ」とも語っていたという。

完璧主義ゆえに音楽活動にも悩み、孤独ゆえに「利用されている」と知りながら縁を切れない知人もいたとされるジョージ。音楽業界では素晴らしい才能を発揮し世界中のファンに敬愛されたものの、ジョージは人知れず苦悩を抱えて苦しんでいたようだ。ちなみに今のところジョージの死因は確定できず、当局は今後もしばらく検査などを続けて原因究明に努めるという。

出典:https://www.facebook.com/georgemichael
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)