ネプチューンが時代劇コメディに挑戦

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 時代劇調のシチュエーションコメディ「空想大河ドラマ 小田信夫」の試写会が1月16日、東京・渋谷のNHKで行われ、お笑いトリオ「ネプチューン」の名倉潤、原田泰造、堀内健、劇作家・演出家の前田司郎らが会見に臨んだ。

 岸田國士戯曲賞、三島由紀夫賞、向田邦子賞などを受賞した劇作家・前田が、同局の代名詞である「大河ドラマ」の世界観に“前田流のひねり”を加えた時代劇コメディ。物語の舞台は、戦国時代の架空の小大名・小田家。同時代の英雄・織田信長を意識しつつ、こじんまりと生きている当主・信夫(堀内)、柴田勝夫(原田)、明智充(名倉)らが、“どうでもいい試練”に直面する。

 前田が自ら企画を持ち込んだ本作は、当初は製作費の問題で却下されたという。前田は「時代劇はお金がかかると言われた。甲ちゅうを着るとお金がかかる、セットは2部屋以上使うとお金がかかる。問題を一個一個つめていって、一番お金がかからない台本にしますと言った」と実現に至った経緯を説明した。

 そんな前田の粘りもあって、豪華なセットや実力派のスタッフの起用が実現。制作統括の中村高志氏は、「セットは『真田丸』のものであったり、いろいろなものを組み合わせている。美術スタッフも大河をやっているベテランのスタッフに集合してもらった」と解説し、「だから、最初に台本を見せた時は『こんなふざけたことはやりたくない』と言うかと心配したが、そんなことはなかった。NHKで大河をやっているスタッフもこういうものがやりたかったんだなということを改めて感じた」と笑顔で明かした。

 一方、3人そろってのドラマ出演は「昔、スペシャルドラマを撮ったことがあるが、20年くらい前なので初めてのようなもの」(堀内)、「夢のような仕事だった」(原田)というネプチューンは、「メンバーと共演した感想」を問われると暴露合戦を開始。堀内が「泰造はいつもドラマをやっているから、雰囲気が違うんですよ。ドラマモードで来た」「最初は俺たちにかましてきた」とクレームを入れると、負けじと原田が「時代劇で初めて見たんですけど、健がボールペンを持ってセットにセリフを書きはじめた。それを見て、俺は心のなかで憤慨した。『健何やってるんだ!』って思った」と“自由人・ホリケン”ならではのエピソードを披露し、場内を驚かせた。

 2人のやり取りに対し、名倉は「泰造は俳優モードでかっこつけているのに腹が立った」「健は台詞を『下に書いちゃえばいいんだよ』とか言うし」とあきれ顔だったが、最後には「2人とやると緊張感もあるが、楽しく出来た」と満足げにほほ笑んだ。

 「空想大河ドラマ 小田信夫」は、NHK総合で2月4日午後11時35分から放送開始。