15日、テレビ朝日「やべっちF.C.」では、元サッカー選手で現役時代は、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードで活躍したデビッド・ベッカム氏のインタビューを放送。かつてはイングランド代表キャプテンを務めたサッカー界のスーパースターが、フリーキックのコツや子育てを語った。

サッカー解説者・中田浩二氏が聞き手となったインタビュー。まずは、ベッカム氏が過去に3度の出場を果たしたW杯の話題から。中田氏からW杯予選突破を目指す日本代表にメッセージを求められたベッカム氏は「W杯に行くということは選手にとってこれ以上ない栄誉。国を代表して最高の舞台で戦うことはどの代表も望んでいる」と切り出すも、「簡単ではない。15〜20年前と違って今はどの国にも素晴らしい選手がいて皆が素晴らしいスピリットを持っている」と続けた。

また、中田氏を通じて、中山雅史氏から寄せられた「フリーキックのコツを教えてください」という質問を受けたベッカム氏。「私のテクニックは、ルーティンがあったわけじゃない。蹴る前に必ず5歩下がるとかはなく気持ちが乗った時に蹴っていた。全ての選手は蹴り方が違う。何が一番大事かというと自分のスタイルを持つこと」と話すと、見る方向については「片目でGKを、もう片目で壁を見ていた。でも僕にとってGKがどこにいるかは重要ではなかった。自分が狙ったところにしっかり蹴ることができればGKは止めることができない」とも――。

その他にも、矢部浩之は「スポーツを通してどう子育てしているか?」と質問。4人の子供を持つベッカム氏は「子供達には常に誠実でいることが重要。なぜなら子供達はスポンジのように色々な情報を吸収する」と前置きすると、「子供達にはどんなスポーツでも楽しみなさいと言っている」という。

「サッカーもするしテニスもする。どんなスポーツでも全力で取り組んで打ち込むこと。それが子供達の成長には一番大事だと思う」と言葉を続けたベッカム氏。その最後には「褒めることも重要。褒めることと誠実であること。子供達と一緒に時間を過ごすこと」を大切なポイントとして、子を持つ父親達へメッセージを送っている。