2016年の梅毒感染者は4165人にのぼった(写真はイメージ)

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国立感染症研究所は2017年1月13日、2016年の1年間における梅毒感染者数が4518人(速報値)だったと発表した。

1974年の4165人以来、42年ぶりに年間4000人を超えた。

2010年の621人以降増え続けている

都道府県別に見ると、1年間に100人以上の報告があったのは、多い順に東京1661人、大阪583人、神奈川284人、愛知255人、埼玉190人、兵庫181人、千葉139人、北海道117人、福岡107人となった。

梅毒感染者数は2000年以降毎年1000人以下で推移していたが、10年の621人から増加を続けている。16年の4518人は、15年(2697人)比で約1.7倍の増加だった。

梅毒は病原菌「梅毒トレポネーマ」によって引き起こされる感染症で、多くは性行為による。感染した妊婦の胎盤を通じて胎児にも感染するおそれがある。症状は感染部位のしこりや、リンパ節の腫れから始まり、悪化すると体全体に発疹ができる。さらに進むと筋肉や皮膚に腫瘍ができたり、臓器に病変が起きたりし、場合によっては死に至る。予防には避妊具の適切な使用が効果的とされている。