Doctors Me(ドクターズミー)- 市原悦子さんが診断された“自己免疫性脊髄炎”とはどんな病気?

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2017年1月13日(金)女優の市原悦子さんが、自己免疫性脊髄炎を患っていたことが所属している事務所を通じて明らかになりました。(参考)

市原さんは2016年11月から体調不良のため入院療養していたそうですが、今回診断された自己免疫性脊髄炎とはどのような病気なのでしょうか。

今回は自己免疫性脊髄炎の概要や症状、検査方法、治療内容まで医師に解説をしていただきました。

自己免疫性脊髄炎とは


自己免疫、つまり本来異物ではない、自分の組織を身体が異物と認識してしまい、攻撃してしまうことによって脊髄に炎症が起こる病気です。

自己免疫性脊髄炎の症状


脊髄のおかされる部位によって、排尿、排便の障害、四肢や両下肢の運動障害などが起こることがあり得ます。

自己免疫性脊髄炎の原因


自己免疫性疾患は、自分の身体を守るための免疫系の異常によって起こりますが、どうしてこういった異常が起こるのかは、現在のところはっきりしていません。

自己免疫性脊髄炎の検査


検査内容


自己免疫性脊髄炎が疑われる場合には、脊髄のMRIや血液検査、髄液の検査、感覚障害などの検査を行うことが多いです。

検査費用


行う検査内容やその回数によって異なりますが、保険適応となる場合が多いと考えられます。

自己免疫性脊髄炎の治療


自己免疫性脊髄炎に罹患している方の症状によって異なりますが、身体を守るための免疫のシステムに異常が起こったことによる病気なので、ステロイドなど自分の免疫を抑える働きを持つお薬を使うことが多いです。

最後に医師から一言


今回は市原悦子さんが自己免疫性脊髄炎にかかられたということで、この病気が一躍注目を浴びました。

自己免疫性脊髄炎のみならず、自己免疫性疾患には関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)をはじめとして多くの病気があり、こういった病気に苦しんでいる患者さんがたくさんいらっしゃいます。

原因がわかっていない部分が多く、免疫を抑えるお薬を使用しても、うまくコントロールがつきにくかったり、お薬の副作用に苦しむ患者さんも多いです。

今後、この方面の研究が飛躍的に進んで、こういった自己免疫疾患が治癒したり、患者さんが生活しやすく、副作用の少ない治療法が一日も早く開発されることを願ってやみません。

(監修:Doctors Me 医師)