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 実話を基に、1910年代のイギリスで参政権を得るために戦った女性たちの生きざまを描く「未来を花束にして」から、主人公の夫を演じた英国俳優ベン・ウィショーの場面写真6点を映画.comが入手した。

 「007」シリーズや「ロブスター」「リリーのすべて」「パディントン」シリーズ(声の出演)などジャンルを問わず存在感を発揮するウィショーは、本作で女性参政権運動にのめり込んでいくモード(キャリー・マリガン)の夫サニーに扮する。サニーは、妻と息子を愛するよき夫だったが、モードが女性参政権運動を展開するWSPU(女性社会政治同盟)のメンバーと交流し始めたことから態度が硬化。運動をやめないモードに怒りを募らせて衝突を繰り返したあげく、世間体を気にしてモードを家から追い出し、息子とも会わせないなど非情な一面を見せる。

 公開された場面写真では、息子に読み聞かせをする妻モードを壁に寄りかかり腕組みをして見つめる姿や、同じ洗濯工場で働くモードに険しい表情で話しかけているさまなどが切り取られており、サニーの複雑な内面が感じ取られる。ウィショーが、妻の変化に対応できない旧態的な夫の弱さや苦悩を繊細に体現している。モードとサニーが向かい合うカットでは、「17歳の肖像」や「ドライヴ」で知られるマリガンが凛(りん)としたたたずまいを見せており、夫婦間の力関係の変化が象徴されている。

 「未来を花束にして」は、「英国王のスピーチ」のヘレナ・ボナム・カーター、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のメリル・ストリープ、「白鯨との闘い」でもウィショーと共演したブレンダン・グリーソンらが脇を固める。1月27日から全国公開。