かつて「受験戦争」という言葉を生んだように、日本の大学受験もかつては競争が非常に激しかった。現在では少子化や入試の多様化によって、その激しさはいささか和らいだ感がある。一方、隣国の韓国や中国では今もなお受験シーズンになると熾烈な競争が繰り広げられている。中国メディア・今日頭条は15日、「日本の大学入試、中国に比べて簡単な訳ではない」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF) 

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 かつて「受験戦争」という言葉を生んだように、日本の大学受験もかつては競争が非常に激しかった。現在では少子化や入試の多様化によって、その激しさはいささか和らいだ感がある。一方、隣国の韓国や中国では今もなお受験シーズンになると熾烈な競争が繰り広げられている。中国メディア・今日頭条は15日、「日本の大学入試、中国に比べて簡単な訳ではない」とする記事を掲載した。

 記事は、日本の大学入試が国公立を中心に2次試験制を取っており、センター試験は第1次試験に当たると紹介。同試験では英語や国語、数学、社会、理科の基礎強化に関する高校レベルの学力が試されるとし、各大学で自主的に行う第2次試験では受験生の志望や特性に合わせて専門知識や思考能力が問われると説明した。センター試験は848の大学・短大が参加しており、今年は約57万6000人が受験したと伝えている。

 また、センター試験の会場でインタビューを受けた受験生たちの声のほか、ツイッター上に数多く書き込まれた、受験生や保護者による緊張や焦り、笑い話などの「つぶやき」を紹介。さらに、この時期には学問の神様が祭られている神社は、数多くの受験生が押しかけて祭りのような賑わいとなり、合格祈願の絵馬が無数に掛けられるとした。

 記事は「日本は学歴至上社会であり、個人の社会的地位や責任、資源・権力の分配はみな学歴や通う大学の知名度によって決定する」と説明。ゆえに、中国同様日本でも大学受験は人生のターニングポイントとされ、非常に熾烈な競争が繰り広げられるのであると説明した。

 中国の大学入試は、6月に行われる全国統一試験のみのまさに一発勝負。センター試験もその成績が振るわなければ第1希望への志望を断念せざるを得なくなるし、私立大学の入試も一発勝負ではある。しかし、チャンスの回数や過酷さから言えば、やはり中国の方が上ではないだろうか。日本ではセンター試験の見直し議論が進み、私立大学でも様々な形式の試験導入が進んでいる。中国でも近い将来、現行の入試制度を根本的に変える時期がやって来ることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)