16日、中国は旧正月を過す風習から、冬休み前の期末テストもそれに合わせて行われるが、このほどテストに不合格だった生徒の親に対し教師が罰としてお金を要求し物議を醸している。資料写真。

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2017年1月16日、中国は旧正月(今年は1月28日)を過す風習から、冬休み前の期末テストもそれに合わせて行われるが、このほどテストに不合格だった生徒の親に対し教師が罰としてお金を要求し物議を醸している。澎湃新聞網が伝えた。

報道によると、問題となったのは遼寧省鉄嶺県の中学校。期末テスト前に同県の女性教師は保護者とのグループチャットで、不合格の生徒を対象に1点1元(約16円)の罰金を徴収するとの通知を出した。合格点に遠ければ遠いほど罰金が増えるというものだが、成績が悪かった生徒の保護者にとっては頭の痛い問題となった。

テスト結果は11日に分かり、その日の夜教師から罰金を微信の「紅包」と呼ばれるオンライン決済サービスで送るようメッセージが届いた。子どもの成績が良くなかった女性は、7科目すべてを計算した結果、200元(約3300円)近く罰金を支払うことになると分かり負担が大きすぎるとして支払いをしなかった。女性は、「私は農家で、1日の稼ぎは100元(約1600円)にも満たない。とてもじゃないが負担できない」と語り、教師のやり方は不適切だと指摘した。

これについて当事者の教師は事実を認めたうえで、「保護者と協力し子どもの成績をアップさせるのが狙いだった。確かに『紅包』は受け取ったが、同じ形で保護者に送り返しており、金額も形式上の金額で厳密に計算されたものではない」と説明した。さらに、「生徒の成績を上げるためさまざまなやり方をも策してきたが、今回のやり方は不適切だった」と語り、同様のやり方は二度と行わないと約束した。

一方学校側は、「彼女は20年以上教壇に立っており、昨年送り出した生徒の成績は非常に良かった。新しく受け持ったクラスの成績が理想的ではなかったため、悩んでいたのだろう。クラスの成績を上げるために独自の方法を編み出す教師は少なくないが、彼女の方法は不適切だった」と説明。教師と保護者の間で意思疎通がうまく行われていなかったのが問題であり、問題解決のために保護者と交流するよう当事者の教師に指示したと述べた。(翻訳・編集/内山)